熊野は遠い!とにかく遠い!!
愛知県から和歌山県は近いようでとてつもなく遠い。
名古屋からワイドビュー南紀を利用しても、新宮までは3時間以上かかる。
しかもこの特急は朝8:11発が一番早い。
せめてあと1時間早ければ、古道歩きのスケジュールも楽なのだが・・・・。
私たちが行きに新宮からタクシーに乗ったのも、時間の関係である。
タクシー利用で時間を1時間半かせいだ。
それでも宿泊先の
『小口自然の家』に到着したのは、もう5時に近かった。
宿泊先の『小口自然の家』が見えてきた。
元小学校の校舎だったという建物は、なんだか可愛らしい。
写真には写っていないが、建物の右側にはなかなか立派な神社があった。
翌朝出発時にその存在に気が付いたが、先を急いでいたのでお参りはしなかった。
とても残念なことをしてしまった。到着時は丁度日の入りだった。
残照に輝く桜の木を写してみた。写っているのは同行した山仲間。
私を含めて6名での古道歩きだった。 なかなか快適な宿だったが、少々首を傾げる出来事があった。
それは続きにて・・・・
私たちが泊まった日、この宿は満室だった。
私たち以外の宿泊者は16名の団体、奇遇なことに同じ愛知県の方々だった。
この団体のリーダー格の男性に、私の山仲間2名が実に不愉快な思いをさせられた。
私たちは翌日6:30出発の予定で、朝食は5時からお願いしていた。
その朝食後の出来事である。廊下で件の男性に捕まった2名は、
『夜中にトイレに行くスリッパの音がうるさくて眠れなかった』
『朝早くからバタバタと歩かれてうるさくて眠れなかった』
と文句を言われたらしい。
因みにこの宿は元小学校の校舎である。
廊下の材質から考えて、スリッパの音はどうしてもしてしまう。
どちらかというと構造上の問題である。
トイレが各室になく共同であるのも、仕方のないことだ。
そんなことは百も承知で宿泊しているはずなのに、首を傾げてしまった。
2名はその時は謝ったらしいが、後から考えると文句を言われる筋合いはない!と気が付いたらしい。
そもそも夜中のスリッパの音など、誰が立てた音か分からないではないか・・・・。
これは八当たりの部類だろうと思った次第である。
今回の熊野行で唯一不愉快な出来事だった。