この土日は好天に恵まれ、桜の蕾も各地でほころび始めた。
こんな素晴らしい季節を楽しめない人たちがいる。
春は誕生の季節だから。
つまりは
仔猫たちの遺棄されるシーズンだから。
地域猫活動をされている方々と知り合ったのは、一昨年のこと。
それからたくさんのことを知った。
私たちの暮らすこの国の精神の貧しさを・・・・
口では命の尊さを叫びながら、すぐ傍らの処分される命の存在すら知らない矛盾を・・・・
我が家の庭にも沢山の春があります。
この春を楽しむ暇もなく、仔猫のレスキューに追われる人たちがいるのです。沢山の人たちに、もっと命について真剣に考えて欲しい。
我が家の小さな庭で春を楽しんでいるこの子たちも、身勝手な人間に遺棄されました。
今こうやって生きているのは、幸運に恵まれただけのことなのです。
お庭で伸びをするトマ。花の香りを楽しむ(?)チョロ。余談だが我が家の近くに、巨大なショッピングモールがオープンした。
ここにはペットショップもある。
そのペットショップに展示されている仔犬や仔猫を見て、私の父は可哀想で堪らなかったらしい。
ガラス張りの狭いケースの中で、四六時中人間の目に晒されている子たち。
相当なストレスであろうし、何より親から離すのが早過ぎる。
彼らの大半が健康を害しているというのも、あながち嘘ではなさそうだ。
そして売れ残った犬や猫の末路を考えると・・・・
日本はどこか間違っていると思うのは、私だけではないだろう。