今日は兄の命日です。
父と母とわたしの3人でお墓参りに行ってきました。
兄がこの世を去ったのはわたしが9歳の時、あの日はとても寒かった。
兄は重症の筋無力症で、歩くことが出来ませんでした。
車椅子に乗っている兄は、よく奇異な目で見られました。
今でこそ車椅子はそう珍しいものではありませんが、その当時は乗っている人が少なかったのです。
今から30年近く前の話です。
しばらくの間、兄のことを書きたいと思います。
兄の存在が、わたしに沢山のことを教えてくれたからです。
その教えが小さな生命を粗末にしてはならないという、わたしの信念の源だと思うからです。
我が家の庭に咲いている菊の花です。
小さくとも一生懸命に生きています。