そして1年前の今日、トマは唐突にマンションの子供たちを引きつれて我が家へとやって来ました。
その日私は会社を休んで、父と共にベランダで作業をしていました。
マンションの改修工事はベランダもその対象となっており、ベランダを片付ける必要があったからです。
トマは子供たちのよいおもちゃになっていました。
なかには本当に動物が好きで、『飼いたい』と思っていた女の子もいましたが、親の許可がなくては話になりません。
子供たちはどのくらい分かっていたのだろうか?
父と私に嬉し気に話した男の子・・・・
『昨日からマンションにいるんです。捨てられたかもしれないんです。』
小さな仔猫が捨てられることの意味、そしてこのままだったらどうなるかということ、きっと分かってはいなかったよね。
豊かな日本で『飢える』ということは想像できないものね。
ベランダで遠くを眺めるトマ。この頃のトマの表情はとても淋しげでした。エアコンの室外機の上で。
今でこそお笑い担当のトマですが、この頃は少し雰囲気が違います。
仔猫なりに分かっていたのでしょうか?捨てられたことを・・・・ 『飢えさせたくない』と父は言いました。
そして仔猫に水とカリカリを与えました。
でも私たちには仔猫を保護する意志はまだありませんでした。
取り敢えず様子を見ながら、誰かが保護するのを待っていたのです。
トマを本格保護したのはもう少し後のこと、その経緯をしばらくつづっていきたいと思いますので、皆様よろしくお付き合いくださいませm(__)m
そして現在のトマ。夜は必ず私の部屋をご訪問。
チョロのマンマをしっかり盗み食いしてから去っていきます^_^;