この映像になると、うちのオジサンは走ってテレビの前から居なくなります。
ドライフードを器に出し始めると同時に凄い勢いで食べ始めるんです。
動物が好きじゃないうちのオジサンにも原発区域内の動物達がどんな状況なのか解るんです。
解るから「
観ているのがつらい」とテレビの前から居なくなるんです。
それは仕方なく、そして、当たり前でもある反応だと思います。
里親希望者さんご夫婦。
長い時間優しい目で犬達や私達ボランティアを見守ってくれていました。
長い時間のあと、『中谷』代表と話をされて。
「
年寄りはいかんですか?」と。
「
年とった子じゃいかんですか?」と。
そして、画面の子の引き取りになりました。
私もね、猫の里親探しをしているので普通の方よりかほんの少し経験と知識があると思います。
若い子は可愛いですよ。
幼い子はもっと可愛いですよ。
それは本当に解ります。
でもね。
冷静になってください。例えば。
子供夫婦と生活していて、自分に何かあったときにその後の動物の世話を責任持って引き継いでくれれば良いですよ。そうじゃなかったら、誰がまだまだヤンチャ盛りのその子の面倒をみるんですか?
誰がお散歩に連れて行ってくれるんですか?自分が病院に通院する年齢になって、気が付けば動物も獣医さんに通院する年齢。
どこまで責任が持てますか?ある程度の歳になったら子犬や子猫を求めないでください。
病院はもちろん、お散歩にすら連れて行けなくなりますよ。終生飼育の責任を果たす前に自分の寿命が尽きてしまう可能性が高いんです。ある程度の歳になったら、成犬以上や成猫以上の子に手を差し伸べてください。
一緒に生活し始めたら大きさや若さなんて吹っ飛びますから!
どの子も一途で本当に可愛いですから!