3週間家出していたチビニンが帰ってきた。
ゆうべ、J子ちゃんと電話をしている最中、何か猫がやけにニャーニャー鳴いてるなあ、と思ったが、シュウちゃんがいつものように「誰かいませんかー?ごっこ」をしているのだと思ってた。
「誰かいませんか?ごっこ」とは、雨どいを伝って2階の窓から進入し、
中に人がいるのわかっているのにニャーニャー鳴きまくって人を探し、
発見すると「あー、よかった」と膝の上に飛び乗る遊び。
なんで「ごっこ」ってわかるかと言うと、膝の上でしばらく休むと、また
「外に出せ」と指示するので外に出してやると、2階でドンッという窓から床に下りる音がして、ニャーニャー鳴き声が聞こえ、膝へ、っていう事を何度もやるからだ。
馬鹿だねー。
で、それかと思ってほっといたら、声がどんどん大きくなるし、なんか太い。
何をそんなに怒っているのだ?とふと振り返ったら、、、、
キッチンの窓の外から、ものすごい怒った顔してチビニンが鳴いて「いれてー!」と訴えていたのであった。
電話を中断して中に入れてやり、おい、久しぶりだなあ、と言う間もなく、
ものすごい勢いで 「んにゃー!んにゃー!ふんがにゃー!」と何か私にむかってまくしたてる。
おいおい、落ち着け、何を言っているんだ?
とりあえず、缶を開けて餌をやる。
食う、食う、食う。
その間に鳴く。
ふがふがにゃーにゃーガツガツにゃーにゃーふがにゃーガツにゃー
文字にするとこんな感じ。
まあ、食っておれ、と電話に戻り、再びJ子ちゃんと喋り始めると
餌場からすっとんできて、必死に何かニャーニャー訴える。
でも嬉しいので喉もならす。
んごろにゃんにゃんごろにゃーにゃーうにゃうーごろごろにゃーん!
文字にするとこんな感じ。
興奮剤使用中か?おまえ??
って勢い。
そこへシモンが帰ってきて、猫はそっちへすっとんで行き、また何かうったえる。カリカリ餌を猫3匹分ぐらい餌入れに投入。
全部食い尽くす。
、、、君君、そんなにいっぺんに食うと吐くぞ、、、。
トータル1時間ぐらいニャーニャー言いまくって疲れたのか、とりあえず
ニャーニャーいいながら床で寝る猫。
猫語がわかったら面白かったかな、いや、わからないほうが幸せな気もする。
3週間何があったか語ってる表情ではなく、何かやたら怒っている感じだったし。
実は、3週間家出の途中で、一度ここに戻ってきているチビニン。
ものすごい早朝だったんで、眠くてほっといたら消えていた。
、、、もしかして、あの時なんで家に入れてくれなかったんだよう!と
怒っていたのかもしれん。
しかしな、君、勝手に家出しておいて、その言い草はなかろう。
夜は夜で人の足の間で寝、夜中に起きだしてなでろ、と強要、
にゃんにゃんわめきながら家の中徘徊、、、、かんべんしてください。
夕べは鼻づまりも昨日より軽く、寝やすかったっちゅーに、
睡眠不足3日目、になってしまったよ。
朝ご飯作る間も、皿洗う間も、パソコンしてる間も
ぺったりくっついて離れません。
、、、だから、君が勝手に家出してたんだろう?
ちょい太って帰ってきたし、どこで何していたんだよ?
人間の年で言って 高校生か大学生ぐらいなんだから、夜遊びぐらいしてきてもいいけど、何も言わずに3週間家出したあげく文句言うなんてどういう事だ。
あれ?どこいった?
、、、ひとのベッドの上で長々と寝そべってやがる、、、。
くそう、私も隣りで2度寝してやる!