本州へ・・・
環境省に協力していた福岡市動物園がいっぱいいっぱいだったけど こうやって・・・
彼らが健やかに暮らせますように・・・
穏やかに暮らせますように・・・(祈)
■ツシマヤマネコ、本州「上陸」 東京・横浜で一般公開へ
2007年10月05日06時00分
環境省は4日、東京都武蔵野市の井の頭自然文化園と横浜市のよこはま動物園で、国の天然記念物ツシマヤマネコが20日から一般公開されると発表した。災害や感染症による絶滅の危険を避けるため、福岡市動物園と同省の対馬野生生物保護センター(長崎県対馬市)から昨年11月に雌雄1組ずつ計4匹を移し、飼育・繁殖を進めていた。絶滅危惧(きぐ)種の保護への関心を高めてもらうため、1匹ずつ公開する。
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ツシマヤマネコ=環境省提供
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東京、横浜の両園には今月中にさらに1組ずつが加わる。新たに富山市ファミリーパークにも1つがいを11月中に移し、将来公開する予定。
ツシマヤマネコは、かつて対馬島内全域に広く生息していたが、野生は80〜110匹に減ったと推定されている。現在、全国4カ所で計33匹が飼育されており、環境省は100匹程度まで増やすことを目標としている。 asahi.comより引用■
◇天然記念物のツシマヤマネコを公開!
〜さらに新しい個体が繁殖事業のために来園します〜
平成19年10月4日
建設局
(財)東京動物園協会
井の頭自然文化園(園長 永井 清)では、環境省のツシマヤマネコの「飼育下繁殖事業」に協力し、平成18年度から飼育を開始しています。
平成18年度に来園した個体のうち、オス1頭を公開することになりましたので、お知らせします。
また、新たに対馬野生生物保護センターよりオス1頭、メス1頭が来園し、非公開施設で飼育することが決定しました。
ツシマヤマネコは長崎県対馬だけに生息するネコ科動物で、天然記念物に指定されています。野生では80〜110頭(平成17年・環境省の調査による)ほどしか残っていないと考えられ、日本の野生動物のなかで最も絶滅の危険が高い種のひとつです。
【今回公開するオス】 |
1 一般公開について
(1)公開日
平成19年10月20日(土) 午前9時30分より
(2)公開場所
ヤマネコ舎
(3)公開する個体
オス 1頭 5歳(2002年4月9日 福岡市動物園生まれ) 2006年11月19日 対馬野生生物保護センターより来園
(4)経緯
環境省は、平成18年に災害や感染症などの影響で個体が減少するのを回避するために、当園及びよこはま動物園ズーラシアにそれぞれ2頭(オス1頭、メス1頭)を移送させました。今回当園で公開するのは、このうち今後繁殖に参加する可能性が低いオスです。これは、近年の飼育下繁殖事業の成功に伴い飼育個体が増加し、必ずしも全ての個体が繁殖できる状況ではなくなってきているため、兄弟等が十分子孫を残している等の理由により繁殖の可能性が低い個体については、普及啓発を行う目的で一般に公開するというものです。ツシマヤマネコを一人でも多くの方にご覧いただき、生息地である対馬の自然環境及びツシマヤマネコがおかれた現状を知ってもらえれば幸いです。この一般公開は、よこはま動物園ズーラシアと同時に行います。
(5)一般公開にあわせ、パネル展示やキーパーズトークを行います。
●ツシマヤマネコパネル展示
- 期間
平成19年10月20日(土)〜平成20年3月30日(日)
- 場所
ヤマネコ舎
- 内容
ツシマヤマネコの生態や繁殖事業について紹介するパネル展示を行います。
●キーパーズトーク「ツシマヤマネコの話」
- 日時
平成19年10月20日(土)、10月21日(日)
各日午前11時30分・午後2時(概ね20分)
- 場所
ヤマネコ舎
- 内容
飼育職員がツシマヤマネコについてお話をします。
2 対馬野生生物保護センターから来園するツシマヤマネコについて
(1)来園日
平成19年10月以降を予定
(2)来園する個体
オス1頭(2004年12月6日 対馬上県町で捕獲)
メス1頭(2004年4月10日 福岡市動物園生まれ)
(3)公開
飼育下繁殖事業の目的のため、非公開施設で飼育されます。
(4)飼育下繁殖事業について
平成11年度から環境省野生生物保護センターと福岡市動物園で行われている飼育下繁殖事業は順調に進んでおり、飼育下個体群の危険分散等を目的として、よこはま動物園ズーラシアと当園に移動した個体をあわせて現在33頭の個体が飼育されています。環境省では最終目標として100頭程度の繁殖個体群の維持を考えています。
【新たに来園する予定のオス】 |
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【新たに来園する予定のメス】 |
3 その他
環境省は、今回新たに富山市ファミリーパークに2頭を移送し、分散飼育を進めています。富山市ファミリーパークにおいても将来的には、一般公開する予定です。
【参考】
●ツシマヤマネコ(食肉目 ネコ科)東京都ズーストック種、天然記念物、絶滅危惧種
- 学名:Felis bengalensis euptiluraまたは(Prionailurus bengalensis euptilura)
- 英名:Tsushima leopard cat
- 習性等:
長崎県対馬だけに生息する野生ネコ科動物で、1971年には国の天然記念物に、1994年には国内希少野生生物種に指定。約10万年前に大陸から渡ってきたと考えられ、東アジア〜南アジアに広く分布するベンガルヤマネコの亜種とされる。体重3〜5キログラム、体長50〜60センチメートルで、耳の裏に白斑があるのがイエネコと違う。
1960年代の調査では250〜300頭が生息していると思われたが、交通事故や開発による環境の悪化などで体数が減少し、現在野生下では80〜110頭しかいないと推定される。
日本国内の飼育状況(今回の移動前)
環境省対馬野生生物保護センター:12頭、福岡市動物園:17頭
井の頭自然文化園:2頭、よこはま動物園(ズーラシア):2頭
環境省、よこはま動物園ズーラシア、福岡市動物園、富山市ファミリーパークと同時発表しています。 東京都のサイトより引用◇