長崎県は8日、同県の対馬にだけ生息し、絶滅の恐れがある国の天然記念物ツシマヤマネコが、対馬南部の下島で23年ぶりに確認されたと発表した。県が下島に設置した自動カメラに成獣1匹が写っていた。
ヤマネコは北部の上島では、ほぼ全域に分布しているとみられているが、下島での確実な個体確認は車にひかれた死骸(しがい)が昭和59年に見つかって以来。
県によると3月2日未明、下島南部の矢立山(649メートル)近くの森の中で撮影に成功した。性別は不明だが、栄養状態は良好とみられる。周辺で51個のふんが採取され、複数生息しているかどうかをDNA鑑定中という。
昨年9月の環境省の推定では、上島にはヤマネコが80〜110頭生息。河川改修や道路整備など開発が進んだ下島では近年、自動カメラにもまったく写らず、生息情報がなかった。環境省と県は下島での調査を継続し、保護対策を進めたいとしている。
■写真は23年ぶりに長崎県・対馬の下島で確認された、国の天然記念物ツシマヤマネコ=3月2日
以上サンケイウェブより引用
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