今日は特に猫ネタがありません。
なので、ちょっとだけまじめな話を書いてみようかなって思います。
私が今の「猫のいる生活」を続けている理由。
勿論今は大の猫好きだから〜というのもあります。
結婚して今の家に来るまでは猫に触れたこともなく、
大の犬好きだったのですが、
餌付けされた猫が子供を生んでいて、それを保健所に連れて行こうとしてるのを見て、
「私が面倒見る!」と言ってしまったことから、今の生活が始まりました。
でも、私にそう言わせたのは、勿論罪も無い命が、人の都合で右から左に葬られることに憤りを覚えたこともありますが、
子供の頃出会って、2年近く毎日一緒に遊んだ野良犬の「コロ」との約束が、私にそう言わせたのです。
小学生だった私がコロと出会ったのは5年生の頃。
手のつけられない悪さばかりして、団地の誰かに、並木に針金でぐるぐる巻きにされていました。
それを見て、犬好きだった私は、何とか針金を外してやろうとしたのですが、子供の力ではどうにもならず。
こそっとミルクを持って行くのが精一杯でした。
ところが、翌日、誰かが外してくれたのか、コロは自由の身になっていて、私の家の玄関前に来ていました。
それから私とコロの仲良し生活が始まったのですが、
なにせ野良犬で、相変わらず悪戯も酷く、団地中の嫌われ者。
父親からも「野良犬だから」と関わらないように言われていました。
でも、私はコロが大好きになっていたので、学校から帰るとコロと遊ぶのが何よりの楽しみで、
コロも私が学校から帰るのを、家の庭の縁側に頭を乗せてじーっと部屋の中を見ながら待っていたのです。
長期の休みになると、私は親が居ない間、こっそり家の中に入れてご飯を一緒に食べたり、こたつで一緒に寝たり。
兄弟みたいにして過ごしました。
ある日、夜中にビリビリと何かを切り裂く音が聞こえたので、
そっと窓を開けて暗がりに目を凝らして見ると、
目の前の家の前に泊めた車のカバーを、コロが引きちぎって悪戯してるところでした。
小声で「コロ、コロ、ダメだよ」と声をかけると、
コロは私に気付き、向かいの家の玄関先に座ってじーっと私を見上げていました。
翌朝になって窓を開けて外を見ると、
コロは夜中と同じ格好のまま私を見上げていました。
そうやって、段々コロの悪戯は減っていき、いつの間にかコロは団地中の子供に可愛がられるようになっていきました。
でも、出会って2年目の春、コロは保健所の職員に捕獲され、連れて行かれてしまいました。
突然の別れに、悲しいとかいう気持ちが起きる余裕もないほど、
私は呆然としてしまって、
助けてやれなくてごめんという気持ちが次第に沸いてきて、
その時から「私が関わった動物は絶対幸せにするから」と、
コロに誓ったんです。
今の生活は犬と一緒ではなく、猫が居たので猫と一緒・・・という事なのですが、
違う動物だったとしても、その命が失われそうになっていれば、世話をすることにしたでしょう。
私を信頼してくれて、徐々に愛される犬になっていったのに、
事情を知らない第三者によって生きる権利を奪われたコロに対して、
私が出来ることはこういう事しかないけど、
コロが生きられなかった分、縁あって世話する事になった子達は、
なんとしても守っていこうと、その贖罪の気持ちが今の私の生活を作り上げたと言ってもいいと思います。
なんか重い話になってしまったかもしれませんね。すみません〜。
私がいつまでこんな風に、保護して世話して〜という生活が出来るのかは判りません。
生活が不安定になって一緒に暮らせないって事が起こるかも知れませんし、
自分の年齢と、今居る猫達の年齢を考えると、
グレ達が天寿を全うするころには、私は還暦を迎えているかもしれません。
そこからまた猫を育てることになると、自分の体力などに不安もあります。
だからグレ達が最後になるのかな〜と・・・
そう思っていたけど、考えてみれば、何も仔猫から育てる計算をすることはなく、
老齢や病気で引き取り手が無い猫や、事情によって手放さざるを得なくなった成猫を引き取るなど、
15〜18年も世話をする事がないであろう猫を世話する方向で考えれば、
自分の健康に問題がない限りは続けていけるだろうと思います。
勿論、その時は猫ではなく犬かもしれませんし、他の動物かもしれません。
ただし、今みたいに沢山の数は無理だと思いますが(^^;)悲惨な状況に置かれている沢山の猫達に救いの手を!!
現在六畳一間に50匹の猫が押し込められているそうです。
一日も早くみんな優しい飼い主さんに巡り合えます様に。
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