夜、ピンポーン、宅急便で〜す。はーい、と玄関に行くと、
玄関戸の向こうで、宅配のお兄さんが何やらムニャムニャ言っている!!!
どうやら和室のガラス窓の障子の上の部分の穴からスポッと顔を出して覗いているちーちゃんに気が付いたらしい!!
(こんな感じかな?→→「障子の穴から」)
お兄さん大喜びで、ちーちゃんをガラス越しにチョイチョイしている〜!!
「あ〜、覗いているの気が付きましたか(笑)」
「ええ、猫ちゃん可愛いですね」とちーちゃんをニコニコと見ている。
いつもの宅急便のお兄さんだ。
荷物を受け取りサインしながら、今度は視線が玄関の中の格子戸の向こうにじぃーっと注がれているのを感じる。
(きゃー、そんなに家の中のぞき込まないでー!って感じだ。きっと猫を見ようとしているのだ。)
「猫好きなんですよ〜」とお兄さん、なかなか立ち去らない。
3ニャンもナンダナンダ?と格子戸の向こうまで集まってきた。
お兄さん、猫しか見ていない!?
「お〜〜」
「3匹います。」
「うちにもいるんですよ。ドブで拾って、このままじゃ危なそうで連れて帰ったのがいます」
「へぇ〜、どんな色の猫ですか?」
「黒猫です」
「おぉ、クロネコですか」
「クロネコ(ヤマト)だし、ちょうどいいね、って。もう3歳になるかな」
「うちも3歳なんですよ。」
「実は、うちの荷物は半分以上が猫のごはんなんですよ〜」
「ええ、知ってます」
「あ、そうですか」(きゃ〜)
お兄さん「えへへ」
私も「えへへ」
ここでお兄さん、携帯がピロピロ鳴って、「それじゃぁ、ありがとうございました〜!」と去っていった。
そういえばこのお兄さんは以前も、風でこけていた植木鉢を直していってくれた人だなぁ。
いつもニコニコと荷物を渡しながら、何か言いたげな風だったのは、猫のことだったのか!
ちーちゃんは、いつもあっちの窓、こっちの窓とパトロールに忙しそう。
そうか〜、お客さんが来た時にも、ここから眺めてたのね〜
気が付かれていたら、ちょっと恥ずかしいなぁ〜