ライラの冒険 黄金の羅針盤
2007年/アメリカ/112分
監督・脚本:クリス・ワイツ
原作:フィリップ・プルマン
出演:ダコタ・ブルー・リチャーズ /ニコール・キッドマン/ダニエル・クレイグ
/エヴァ・グリーン/サム・エリオット
会場:中野サンプラザ
“オックスフォード”の寄宿生である12歳のライラ・ベラクア(ダコタ・ブルー・リチャーズ)は、一心同体の守護精霊“ダイモン”という動物といつも行動をともにしていた。そんな不思議な世界で、謎の組織に子どもたちが誘拐される事件が続発、親友を誘拐されたライラは自ら捜索に乗り出す。
※ネタばれしてるかもしれません。終わってみたら、あらら〜これはこの映画で終わりじゃないのね、でした。
帰って来て調べたら(事前調査まったくしてなかった・・・)
3部作の第1部だったとか。
正直、ちょっとわからない部分もありましたが、
いつものごとく、雰囲気で楽しむ方なので、
多少の謎はよこっちょにおいておいて、とっても楽しめました。
こういう映画って大好き(^^)
ライラを演じた新人のダコタ。
存在感すごいです。
ちょっと生意気っぽさもあったり、
でも、意志の強さや、頭の回転の良さ、
そして、どんな窮地も自分の才覚で乗り切ってしまうところがあるの。
だから、物語の盛り上がりが薄く感じる人もいるかも?と思いました。
やっぱり主人公が弱かったり迷ったり、誰かに叱咤激励されながら、
成長していくって感じじゃなかったもんね〜。
ニコール・キッドマン、美しい。とってもとっても美しい。40歳。
二コール演じるコールター夫人。
原作者のフィリップ・プルマンは、小説を書いていたとき、コールター夫人は、
彼女をイメージして書いたとか。
途中、自分のダイモンをきつくたたくところがある。
その後、とてもとても優しく抱きしめるコールター夫人。
このシーンがとても強烈に印象に残る。
三部作とのことだけど、これから明かされるであろう、
コールター夫人の複雑な背景が楽しみ。
そして、世界観(セット)、こちら素晴らしかったです。
鎧グマも男気あってかっこいいし。
この物語の世界は、私たちの住む世界とは隣り合わせのパラレルワールド、
この世界がとってもうらやましいの。
守護精霊“ダイモン”、ずっと一緒なの。
ダイモンって、人間の心の奥底にある魂が、
形あるものとして肉体の外にあらわれたもので、
いわば動物の形をした自分の分身。
分身なので、ダイモンが死んでしまったら、自分も死んでしまう一蓮托生。
子どものダイモンは、まだ形が定まっていないので、
ライラのダイモンは、ころころいろんな形になるんだけど。
人間とダイモンのやりとりが、
この映画をとってもおもしろくしている要因のひとつだわ〜。
動き・変身、そしてとってもキュート。
かっこいいのもいるし・・・
蛇もいたり。
私の守護精霊は絶対“ネコ”だわ、うんうん。
・・・“タヌキ”だったりして(^^;)