6月4日(月) 19時〜21時55分
脚本・演出: 鈴木 聡
音楽:本多俊之
出演:稲垣吾郎/西牟田恵/三鴨絵里子/久世星佳/山崎 一/阿南健治/小林隆/河原雅彦
あらすじ
舞台は1920年代のニューヨーク。ジャズと狂乱の時代。
若き小説家のパーカーは、時代の渇望に応えようと、
傑作を生み出すことに取り組んでいた。
しかし、なかなか小説を書けないパーカーは、
傑作を書くのにふさわしい万年筆を捜し、担当編集者にお金を借りて、
たった5ドルの魔法の万年筆を手に入れる。
すると、NYの小説界の大流行作家となり、プライベートも順調に…。
しかし…。
面白かったです、とても(^^)v
登場人物名が万年筆のメーカー名になっていました、
主役の吾朗ちゃんは“パーカー”
その他は、ウォーターマン、デルタ、セルラー、
モンブラン、パイロット、エルバン。
吾朗ちゃん、とても出番もセリフの量おおかったです。
他の仕事も忙しいだろうし、舞台となると稽古も何度もあるだろうし。
大変だったでしょうね。
TVだったら、数え切れないくらいの人が見てることでしょう。
舞台は限られたほんの一握りの人だけです。
効率からいったら、舞台なんてバカらしいとも思うけど。
それでも舞台をしたい、という気持ち、なんとなくわかります。
流れの中に入っています。
観る者と演じるものが、同じ空間で同じ時間を共有、
そして反応が生で伝わってくるんです。
終わったあとの高揚感は忘れられるものではないと思います。
それと同時に演じるものにとっては、
舞台は怖い、と感じるものでもあるんですけどね。
だからよけいかな〜終わった後の爽快感は。
表情とか姿とか、かなりツボです。
場面ごとに変わる衣装にも楽しませていただきました。
ウォーターマンとの腐れ縁や、
モンブラン・セルラー・パイロットの親子姉弟の笑える場面、
それとともにせつない部分。
娘を思うエルバンの叫び。
デルタの悲しみ。
愛人の声(笑)
パーカーの口先で人生乗り切っているようなところとか、
いいかげんさというか弱さというか。
すべからく良かったです。
謎の下宿人のときの和み系も好きだけど、
今回の自己中的な役も良かったわ。
自己中といえば、他の登場人物もそうでしたね。
あぁ、やっぱり舞台もいいわ。
こっち向いた〜〜目があっちゃったキャーとか、
そんなことは思いませんが。
そう思わせてくれる生はいいですねぇ。
舞台のチラシとパンフレットが手元にあるんですけど、
みなさんにお見せしたいくらい、かっこいいです〜♪
―マイナスな点―
前におじさん二人組みが座っていて、
その人たちの座高が高くて(T_T)
舞台がすべて見えなかったというのがとても悲しかったです。
頭をあっちこっちに移動しながら、なんとかみようと頑張ったけど〜。