ね〜、さくら。
君は覚えているかい?
『明けましておめでとうございます!』と初めて挨拶したあの日のことを…
新年は好例と言うか、いつも12時近くまで寝ているんだよね。
今年も例年に漏れず、12時までずっと寝ていたネ。
朝起きて改めて年が明けたことを実感しながら、今年は我が家に新しい仲間が増えたことを祝ったんだよね。
『明けましておめでとう。さくら。』
君に言葉を投げ掛けても、キョトンとした目をしながら、私をマジマジと見つめていたね。
そう。この時はまだ君も生後4・5ヶ月といった所だろうから、人間の言葉も理解できないとは思うけど、これから徐々に君へ話しかけることで、言葉を覚えて行こうね。
喋れなくてもいい。私の言う言葉が理解できるようになれば…
今年は君に言葉を投げ掛ける。とにかく今世の中にいる猫ちゃんの中でも、一番人間に話しかけられた猫になるくらい、私が君に言葉を話し掛けようと、この日にふと思ったんだ。
話掛けることさえすれば、徐々に言葉を理解して行くだろうと、勝手な妄想と根拠のない自信を元に、ただひたすら言葉を投げ掛けることに決めた新年であった。
続く…