ね〜、さくら。
君は覚えているかい?
『明けましておめでとうございます!』と初めて挨拶したあの日のことを…
君は私が思っているよりもずっと賢い猫なのかもしれない。
そう思わせたのが正月2日目の朝だった。
ここへ来てから早1ヶ月ほどが経過したが、君にはそれなりに話しかけてはいたんだよね。
『さくら〜!さくら〜!』
名前だけでも覚えてもらおうと思って、用もないのに頻繁に呼んでいたのを思い出すよ。
おそらく君は、ここへ来る前はどこかの飼い猫だったのかもしれない。なんて名前で呼ばれていたんだろうね〜?
飼い猫だと思う根拠としては、トイレがあらかじめ躾けられていた事からも推測できる。
『さくら〜!こっち向いてご覧。』
ここに飾っている写真は、僕が君を呼んだ時に振り向いた写真。
少なくとも、早くも自分の名前は理解してくれたんだと思っているよ。
賢いね。さくらは。
続く…
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猫太のおバカな恋のお話