ね〜、さくら。
君は覚えているかい?
入院した時のことを…
愛情たっぷり注がれた彼or彼女(犬or猫)は、無事天国へ行けたのだろうか。
あの時、ふと『犬(猫)の十戒』なんていう言葉を思い出した。
たしか、そんな話があったなと…
詳しくは覚えてなかったけど、ただ、その言葉だけが脳裏を過ぎった。
亡くなった彼(犬or猫)は、看護師さん?によって綺麗に現れていた。
そして、ドライヤーで毛を乾かしていたのだが、顔は穏やかに眠っていた。
ね〜、さくら。
彼の顔を見てごらん。
彼は人間と過ごして、おそらく幸せだったと思うよ。
凄く穏やかな顔をして眠っているだろ?
君はこれからどうするんだい?
さくらに対し、心の中で問いかけてみた。
続く