運命の出会いから4年。ね〜、さくら。君は覚えているかい?あんなことやこんなことを…週1・2回更新予定

November, 2010
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さくら猫

友猫『さくら君』彼との出会いを書いていきます。

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Jul 30, 2006
初めての帰宅!
ね〜、さくら。

君は覚えているかい?

初めて家に来た時のことを…

 

まだ猫体重が1.7kgほどしかなかった当時。

とても軽い君は、底がシッカリした小さなダンボールに入れられて運んで帰ってきたよね。

当分の間、君の怪我・骨折の関係もあって、あまり動いてはいけないってことから、小さな箱に入れられてウチに帰ってきたんだよ。

 

病院ではじめて鳴いてくれたあの日以来、君はまた僕に声を聞かせてくれたことはなかったね。

また、病院からどこかへ移動するのかといったような顔をして、君は不安そうに僕を見つめていたよね。

 

大丈夫だよ。

おウチへ帰るんだよ。

 

ね〜、さくら。

僕のおウチにはね。

『ハナちゃん』と呼ばれる、大きなワンチャンがいるんだよ。

君と鉢合わせになった時、お互いどんな顔をするんだろうね。

今から少し楽しみだよ。

 

続く…

Jul 23, 2006
ついに退院!part2
ね〜、さくら。

君は覚えているかい?

退院した時のことを…

 

君が入院した期間は約1ヵ月。

治療内容は相当難易度が高い手術。

しかも3度。

薬の費用もベラボウに高い。

 

驚くべきことは、この48万円は

半額(*o*)

ということだったんだ。

 

君は野良猫だっただろ?

この病院では、野良猫を保護した方には、何とか基金(この辺りが何だったか忘れたが…)から半額費用が下りるみたい。

これは、怪我した動物達が、少しでも病院に運ばれるようにということらしいよ。

 

明日からは、毎日通院しなくちゃいけないみたいだけど、それでも病院から退院できるのは良かったね〜。

 

ね〜、さくら。

君はこれで良かったんだろうか?

誰かに飼われていたんだろうか?

今日から、俺と一緒に生活するんだよ?

ね〜、わかる?

 

続く…

Jul 17, 2006
ついに退院!
ね〜、さくら。

君は覚えているかい?

退院した時のことを…

 

いよいよ退院できることになったね。

君を我が家に連れて帰ることになって、とりあえず色んな物を揃えたよ。病院のセンセーに揃えておいた方が良いものを聞いて、俺も馬鹿正直にその通り買ったんだよ〜。

 

〆て3万円也

orz=3

猫飼うのにこんなに金掛かるのか〜。

ビックリしたね。

これから食事や何やでお金が掛かっていくんだろうな〜。

 

さて、君の入院費用を払って、おウチに帰ろう!

 

看護師さん:『48万円になりま〜す♪』

オイラ:『ここはボッタクリバーでつか…orz=3

 

一体、今後どれだけこの猫にお金が掛かっていくんだろう…

不安だけが頭をよぎったヨ。

 

続く…

 

PS:最近訪問できずに申し訳ないです。

すぐ行けばいいことなんでしょうが、また時間があるときに訪問します。

Jul 09, 2006
追悼特別

今回は本編から少し離れます。

 

7月7日(金)

午前0時30分過ぎ。

場所は大阪吹田市。

首輪が付いていたので、名前はあったのかもしれないが、

1匹の名もない猫が天に召されました。

いや、彼(彼女)は天へ行けたのだろうか…

 

状況として

夜の一本道を、車で運転していました。

前にはタクシー(だったと思う)が走っており、

時速は約80kmほど出ていたと思う。

 

私がふと気が付いたのは、今にも道路を横切りたそうな猫。

『あ、あの猫、たぶん渡るな〜。』

といった具合で、いつ飛び出してきても大丈夫なように

ブレーキの用意だけはしておいた。

 

猫は、何かに取り憑かれたように、一目散に駆け込んでいった。

おそらく無事に抜けるであろうと思えたのだが、

前の車はその猫の駆け足と同時に、スピードをアップさせ

不幸にもその猫はモロに轢かれてしまった。

前の車とは距離間隔もあったので、スレ違えると思っていたのだが…。

 

その車は、猫の体を完全に乗り上げて、そのまま行ってしまった。

後ろで追走していた私の車も、急ブレーキをかけて車を止めた。危うくその猫にトドメをさしてしまう所だったのだが、倒れた猫からおよそ1m弱の所で止める事ができた。

 

車から降りて見ると、かなりもがき苦しんでいたのだが、間もなく全く動かずに息も引き取った。

かわいそうに、彼(彼女)は目を見開いたまま、天に召された。

最後に彼(彼女)は何を思い、天へと帰っていったのだろうか。

何を目に焼き付けて行ったのだろうか…

 

今回、さくらとの出会いを書いている以上、どうしても他人事とは思えなかった。さくらも同じような運命を辿りかけたことがあるから。状況としては全く同じである。

彼(彼女)は運が悪く、さくらは運が良かっただけなのかもしれない。

 

この世は猫には住みにくい世の中になっている。

車は行きかい、今日もどこかで猫や動物たちが車の犠牲になっているであろう。

猫を世話する人間として、彼(彼女)を見送ることができたのは、何かを考えさせられるキッカケになった。

 

おそらく彼(彼女)が生きていたことは、ほとんどの人が知らず、人知れず生きて人知れず死んだ。あまりにも寂しい…

しかし、彼(彼女)は、紛れもなくこの世で活躍(?・どう活躍したかはわからないが)した猫であることを、せめて私だけでも記憶に留めて置こう。

彼(彼女)が生きていたという証を、今ここに記す。

 

合掌

 

終わり

 

次週より再び本編に戻ります。

Jul 03, 2006
3度目の手術…part2
ね〜、さくら。

君は覚えているかい?

手術した時のことを…

 

去勢手術の日、僕は仕事の関係で夜遅く様子を見に行くことになったけど、一猫(ひとり)で心細くはなかったかい?

周りには傷ついたワンちゃんやネコちゃんが、グッタリとして入院している。その中の一猫(ひとり)が君なんだよね。

本当に回復するんだろうか?

そんな疑問が毎日頭を過ぎる日々だったのを覚えているよ。

 

手術を終え、僕が様子を見に行った時。

君はグッスリと眠っていたね。

大変な手術だということは、君のイビキですぐわかったよ。

今日は疲れたんだろうね。

 

担当の先生の話では、肛門付近の骨の矯正手術がどうのこうのって言ってたよ。

改めて思うと、1トン以上の車が生後3ヶ月ほどの腰骨を踏ん付けたのだから、それは大きな怪我だったね。

これからしばらくしたら、君は退院できるようだよ。

あと少しだ。

 

続く…