運命の出会いから4年。ね〜、さくら。君は覚えているかい?あんなことやこんなことを…週1・2回更新予定

November, 2010
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さくら猫

友猫『さくら君』彼との出会いを書いていきます。

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Oct 31, 2005
無我夢中で車に乗せたっけ…
ね〜、さくら。

君は覚えているかい?

車に踏まれた時のことを…

 

僕はね、無我夢中で何がなんだかわからなくてさ。

気がついたら君を車に乗せて病院を探したっけ…

 

助手席に乗っていたアルバイトの女の子が君を抱いてさ。

僕はとにかく病院を探しまくったよ。

 

でもね・・・

真夜中だったから、病院なんて開いてなくてさ

 

今にも死にそうな、君の顔を見ていると、早く探さなきゃと気が焦る…

 

続く

Oct 27, 2005
君の瞳が僕を動かしたんだよ。

ね〜、さくら。

君は覚えているかい?

車に踏まれた時のことを…

 

グッタリ倒れた君は、クチからを吐きだし、うつろな目で僕を見つめる

その時、君は何を語りかけてくれたのだい?

語りかける余裕なんてないはずなのに…

 

今はまだ名前もない、ただの野良猫…

でも…

 

ただ、その大きな瞳が何かを訴えている…

目はまだ死んでいなかった…

君の生への執着心が、僕の心を突き動かしたんだ。

 

行こう!

病院へ!

 

続く

Oct 20, 2005
でも気になって仕方がなかったんだよ
ね〜、さくら。

君は覚えているかい?

車に踏まれた時のことを…

 

僕は君を見捨ててそのまま車で逃げたんだ。

でもね…、君のひっくり返る姿が僕の脳裏に焼き付いてしまってさ!

5分ほどして戻ってきたんだよ。

 

そしたら、君はグッタリとを吐いて倒れていた。

もう死んでいると思ったけど、かすかな息使いがね。

僕に『助けてくれ!』と言っているようだったんだ…

 

続く

Oct 15, 2005
車に踏まれた君を見て、僕は…
ね〜、さくら。

君は覚えているかい?

車に踏まれた時のことを…

 

ちょうど赤信号で信号待ちしていた所に、車の下にもぐりこんだんだね。

なぜ君はあんな場所に入ってきたんだい?

それは、君と僕が出会うための運命だったのかな?

 

車を発進させた時、右後輪が大きく浮き上がった感触は、

今でも鮮明に覚えているよ。

バックミラーを見て振り返ると、君は大きくもがいていた

バックミラーから見た君の姿…

僕は一生忘れないよ。

忘れられない。

 

そんな僕は、怖さのあまり君を放置して逃げたんだ…

ゴメンね、さくら。

 

 

続く

Oct 09, 2005
車の下で君は何をしていたのかい?

ね〜、さくら。

君は覚えているかい?

あの時のことを。

 

僕はね、あの日はバイトの子を車で自宅まで送って行く途中だったんだよ。

さくらは、あの場所で何をしていたのかな?

 

ゴメンね、さくら。

まさか信号待ちをしている僕の車の下に、

君が入り込んでいたなんて気が付かなかったよ。

 

痛かっただろうね、苦しかっただろうね。

でもね、お外の世界は凄く危ないんだよ。

さくらの体よりずっとずっと大きな車が、ビュンビュンスピード出して走っているんだもの。

 

あの時はホントビックリしたよ。

ね〜、さくら。

 

 

続く

Oct 05, 2005
痛かったけど、はじめまして。

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ね〜、さくら。

君は覚えているかい?

はじめて僕たちが出会った頃をさ。

 

これから、僕たちが初めて出会ったときの話をしようか〜。

あの時は大変だったね。

ゴメンね。さくら。

 

 

続く