運命の出会いから4年。ね〜、さくら。君は覚えているかい?あんなことやこんなことを…週1・2回更新予定

November, 2010
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さくら猫

友猫『さくら君』彼との出会いを書いていきます。

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Aug 27, 2006
初めて迎える日曜日part2
ね〜、さくら。

君は覚えているかい?

君がはじめて我が家で迎えた日曜日を…

 

アローキャリーという馬が妙に気になった私は、その馬だけを見続けていた。

 

そしてレースは始まった。

 

アローキャリーという馬はとてもスピードのある馬、俗に言う『逃げ馬』であり、レースの最初からずっと先頭を切って粘り込みを図る作戦に出ていた。

もし仮に『追い込み馬』であったなら、テレビに映ることもなく馬群に沈む可能性も高い。

『逃げ馬』はとにかくテレビに映る割合も多く、そういう点では『そのまま〜!』と気合の入る応援ができるものだ。

 

さくらも、テレビに映るアローキャリーに応援を送っていたのか、テレビに噛り付くように『みゃ〜みゃ〜』とうるさい。

 

大穴を買っていたことから、半分はお金を捨てたつもりであったことからも、アローキャリーが直線へ向いた時には、『あ〜、これで馬群に沈んでいくんだろうな〜』なんて思いながら見ていたのだが、これが沈むどころか逆に後続を引き離して行った。

 

『うそ!』

 

信じられない思いで『ひょっとしたら本当に勝っちゃうかも!』なんて…我が目を疑った。

さくらは相変わらず『みゃ〜みゃ〜』とうるさい。

 

『え〜、粘っちゃうよ!これ!ていうか、さくら!ちょっとうるさい!』

とさくらに叫んだ瞬間、さくらは私の声にビクッと反応して鳴き止んだ。

 

すると途端にアローキャリーの脚色が鈍くなり、後続に控えていたタムロチェリーという馬に差し切られ、2着に惜敗した。

 

『惜しい…。』

 

しかし、実は2着でも馬券は当たりなのだ!

250倍の馬券を1000円賭けていた私。

競馬で少額の資金で大金を手にしたのが初めてのことであり、その日は手の震えが止まらなかったのであった。

 

さくら。君は何者?

大当たりは、この日だけではなかったのであった。

これはまた後日に書く事にしよう。

 

続く…

 

 

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猫太のおバカな恋のお話

Aug 21, 2006
初めて迎える日曜日part1
1156091367418921.jpgね〜、さくら。

君は覚えているかい?

君がはじめて我が家で迎えた日曜日を…

 

 

 

 

 

 

 

 

その日はいつもと変わらない、寒い寒い日曜日であった。

ただ、良く晴れた1日で、朝からポカポカと暖かい日だったことを覚えている。

私は朝から競馬を観戦していて、君は傍で一緒にテレビを見ていたんだよ。

おそらく犬と人間以外の生き物を見たのが、テレビの中とはいえ、これが初めてだったんじゃないかな?

馬がテレビの中で走る姿に、君は目を追っていたね。

 

時折テレビの前へ陣取り、テレビで走っている馬を捕まえようと、テレビ画面を手で押さえていたのが何とも印象的で今でも覚えているよ。あの滑稽な姿を…

 

その日の競馬は、G1レースだったんだ。

2歳牝馬のG1で、若駒の牝馬が競馬をすることから荒れることが期待できると思ったんだよね。

ふと新聞と目が合ったのが、全くノーマークのアローキャリーという牝馬。

普段は本命党の僕が、何故かその時だけ、『大穴を買おう!』と思ったのも、君がたまたま新聞を引っ掻いて破いた部分が、そのアローキャリーという馬の欄だったんだよ。

 

さて、レース30分前のパドックでの出来事。

テレビ観戦していた僕は、『アローキャリーを買おう!』と決めていたこともあり、より熱心にパドックでの状態を見なければならない。

でも、君はアローキャリーがテレビに映る度に僕の邪魔をして、テレビの前でアローキャリーとじゃれ合うかの如く、ミャーミャーと泣く。

不思議なことに、アローキャリー以外の馬には、君は全く興味を示さなかったんだよネ。

 

続く…

 

 

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猫太のおバカな恋のお話

Aug 13, 2006
最初に迎えた夜
ね〜、さくら。

君は覚えているかい?

初めて家に来て最初に迎えた夜のことを…

 

寒い冬が到来していたこともあって、普通の猫の部屋で寝かせるのはあまりにも可哀想だし、暖かい布団を用意し、狭いケージも用意したんだよ。

まだケガも完治しておらず、痛々しい手術後の縫い目がクッキリと見えるほど毛も剃られていたから、想像以上に寒さが応えるだろうね。

当分は自宅でも安静していなければならなかったので、狭いケージは打って付けだったよ。

 

私は独り暮らししていたのだけど、君をほったらかしにしておくわけにもいかず、とりあえずしばらくはマンションと実家の往復をしていたんだ。

マンションとは言っても、大学の卒論を書くためや、仕事の事務所として借りていたことから、別にそこに住まなくてはならない訳ではなかったが、やはり個人的な気持ちとしては住んでみたかったな。

 

君はあまり鳴かないから、マンションで住んでもわからないとは思うんだけど、やはり決まりは守らなくちゃね。

 

さて、最初の夜。

ケージの中に入れて、電気を消して寝ようとしたけど…

『ミャ〜』っと、か細い声で僕を呼んだね。

しばらく僕を呼ぶ声が止まず…

また、うるさかったことから、小さなケージから君を出してあげて、一緒に布団の中で寝たんだよね。

 

暖かったかい?

お互い一緒に寝ると暖かいね♪

 

でもね

次の日、君のオネショは冷たかったよ。

 

続く…

Aug 06, 2006
暖かい家。
ね〜、さくら。

君は覚えているかい?

初めて家に来た時のことを…

 

君は今までお外で生活をしていたのだろうか?

もしかしたら誰かの家で幸せな生活をしていたのかもしれない。

でも、医者が言っていた『胃の中は空っぽ』と言われた事から考えると、おそらくは外で過ごしてきたのだろう。

 

もう外は寒い寒い12月に入り、本来であれば君は、厳しい冬を外で過ごさなければならなかったが、それも今年からは暖かい僕の家で過ごすことになるんだよ。

 

ただいま。

ここが僕の実家だよ。

本当はマンションで過ごしたかったんだけど、猫は禁止なんだ。

 

君は小さなダンボール箱の中に入れられ、その箱を僕が抱いて家の中へ入ったのさ。

そうすると、ドアを開けた途端に、

『ワンワンワンワン!!』

大きなワンちゃん『ハナ』が、君に飛びついてきたんだよ。

ハナちゃんはね、普段は大人しいんだけど、猫を見ると見境がなくなっちゃうんだ。

しばらくは怪我している君を近づけることはできないね。

でも、いずれは仲良くなってくれると思っているよ。

 

寒い寒い12月になったばかりの冬の日の出来事であった。

 

続く…