ね〜、さくら。
君は覚えているかい?
初めて迎える大晦日の夜を…
初めての外出となるけど、やはり外は怖いようだね。
寒さも手伝ってか、君はブルブルと体を震わしていた。
一応首輪に紐付けて、君は僕に抱かれて神社まで行ったんだよ。
もし、逃げたりしたら〜…なんて考えたけど、その考えは杞憂だったね。なんといっても、君の方から僕にしがみ付いて離れようとしなかったものね。
やはり外は怖いかい?
まだ君の脳裏には事故の事を覚えているかい?
神社では、さすがに中まで連れて行くことはできないから、神社の入口で一緒に待っていたけど、『カワイイ〜♪』という黄色い声がチラホラと・・・
その時は、胸から下の剃られた毛を見せないようにはしたけど、お尻の抜糸の後がクッキリと残っている体を見ても、可愛がってもらえるのだろうかと、ふと頭をよぎった。
続く…
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猫太のおバカな恋のお話