ね〜、さくら。
君は覚えているかい?
入院した時のことを…
『○○ちゃん!生きるのよ!頑張って!』
名前までは忘れたが、泣きながら駆け込んできたおばさんが、猫(犬だったかもしれない)に大声をかけて励ましている。
ここは夜間救急病院。
初めて動物の生死に関わった場面に出くわした。
残念ながら、彼は亡くなった…
どんな生涯だったかは私たちにはわからないが、少なくとも飼い主のおばさんには、愛情たっぷり育てられたと言うことは、おばさんの涙でわかった。
ね〜、さくら!
初めて死を目の当たりにして、君は何を思ったのだろうか。
少なくともその瞬間は、君は亡くなった猫(犬)ちゃんを見つめていたんだよ。
もう忘れちゃったかい?
続く