君は覚えているかい?
車に踏まれた時のことを…
だいぶん落ち着いてきたこともあってか、君は目をクリクリさせていたね。
何があったのか、わかっていなかったと思うんだけど、痛そうな顔しながらも、ようやく安心したのかもしれない。
目を見ると、ほんとに目がクリクリしていて、とても野良猫には見えなかったんだよ。
『女の子かな〜?』っと呟いた、アルバイトの女の子の言葉も、
なんとなく理解できる。
ようやく病院へついた。
続く