君は覚えているかい?
車に踏まれた時のことを…
高速で約1時間ほどの距離。
ノドに血が詰まって息が止まった君だったけど、今はようやく落ち着いたのだろうか、息使いが戻ってきた。
でも、やはり体は痛いためか、息使いは弱い。
『ね〜、この子は女の子かな〜?』
アルバイトの女の子が、突然聞いてきた。
『さあ〜?わからん…』
オスかメスかなんて全く興味がなく、とりあえず助けることだけしか頭になかった私は、そっけない返事をしたのであった。
続く