ね〜、さくら。
君は覚えているかい?
あの時のことを。
僕はね、あの日はバイトの子を車で自宅まで送って行く途中だったんだよ。
さくらは、あの場所で何をしていたのかな?
ゴメンね、さくら。
まさか信号待ちをしている僕の車の下に、
君が入り込んでいたなんて気が付かなかったよ。
痛かっただろうね、苦しかっただろうね。
でもね、お外の世界は凄く危ないんだよ。
さくらの体よりずっとずっと大きな車が、ビュンビュンスピード出して走っているんだもの。
あの時はホントビックリしたよ。
続く