ユール君の香港行きまで、今日で2週間となりました。
必要書類がほぼすべて揃って、ほっ。
香港は中国とは別に、独自の検疫制度を設けています。
輸出の準備はマイクロチップを入れるところからです。
マイクロチップを入れて、個体識別できるようになってから
(輸入日の30日以上前に)狂犬病ワクチンを1回接種。
その上で香港当局の発行する輸入許可証を入手します。
これは書類作成の面でも支払いの面でも
現地の方に申請、取得してもらうのが一番です。
ユール君の飼い主さんも早い時期に取得し、送って下さいました。
さらに指定の健康証明書(VC-9R)をダウンロードして記入。
一般的な健康証明書、狂犬病ワクチン&3種混合ワクチン証明書
マイクロチップ証明書に在住証明書(生下時から日本に在住、という証明)
も必要です。
すべて獣医さんのサインや印が必要で、記載は基本的に英語です。
最後に、渡航当日、使用飛行機の機長の署名をもらって完了!
猫も大変ですが、英語と格闘する獣医さんもお疲れ様です。
ほとんどフリーパスで輸出できるアメリカと比べれば煩雑ですが
イギリスやオーストラリアと比べれば、ずっと楽かも。
最近、複雑な検疫制度ばかりなので、香港行きの準備が「普通」に感じます(^^;)
というわけで。機長の署名以外はすべて書類が揃いました。
ブルーアイも猫によって色合いがさまざまですが
ユール君のブルーもなかなか美しいです。
お父さんが長毛のときわなので、耳に飾り毛が少々。
普段使っているフードやトイレの情報は先に伝えてあります。
あとは2週間、体調を整えて待つだけです。
新しい生活が円滑に送れますように!
追記:これらの条件を満たした上で、生後5ヶ月以上であること、
という条件が加わります。
ユール君は来週で生後5ヶ月。ほぼ最短の準備期間で渡航します。
それと。輸入検疫に3種混合ワクチン接種を義務付けている国は
他にあまり聞いた事がなく、珍しいです。
狂犬病と違って、飼い猫ならたいていが毎年接種している
ごく一般的なワクチンなんですけどね。
それだけ猫にとって重要な疾患を予防している、という意味なのか
あるいは当地では接種率が低くて罹患の危険性が高いのか。