買い物から帰る途中、とりあえず
「仔猫は外で保護して様子を見よう」ということになりました。
無責任に保護して、お世話が出来ないのは
仔猫たちにとってやはり良くないと思ったためです。
それからどうしても必要であれば、何らかの手を打とう、という感じでした。
家に戻った私たちはまずミルクを温める作業から始めました。
私はよく知らなかったのですがミルクが冷たいと子猫は
飲むことが出来ないそうなのです。
それとタイヤの中では身動きが取れないだろうと考えて
段ボール箱をガムテープで補強し、ペットシーツを敷き
簡単な小屋のようなものを作りました。
それらの準備を済ませ私たちは再度子猫たちのところへ向かいました。
しかし、私たちはそこで、また驚きました。
子猫はいるにはいるのですが…1匹しかいないのです!!
私たちはその場で考え込みました。
…さっきは確かに仔猫は
4匹だったはず。。
とりあえず、タイヤの中から1匹の仔猫を救出(?)
用意してきた段ボール箱を設置し、そこに入れました。
リョーさんが先程温めたミルクを指に付け
仔猫の顔の近くに持っていきましたが
仔猫は顔を背け「ミューミュー!」と鳴きます。
私たちは、もしかしたらお母さんが迎えに来たのかもしれない、思いました。
もしかしたらさっきもお母さんは近くにいたけど
私たちから隠れていたのかもしれません。
買い物に出ていた30分ほどの間に3匹の仔猫がいなくなったのです。
そのくらいしか考えられません。
私たちは今もこの子をお母さんが連れに来ようとして
近くにいるかもしれないと思い、ミルクの入った浅いお皿をそこに置いて
もう一度暫く様子を見てみることにしました。
そして、1時間程してもこの子がここにいるようならば
改めて保護しようと決めました。