かりんさんの左の頬にはだいぶ前から小さな白いおデキがある。
おデキの上には毛が生えていないので、
小さいハゲのような按配だ。
直径0.5ミリくらいのおデキだが、
やっぱりその分ハゲだと角度によっては結構目立つ。
が、さほど大きくないし、痛くもかゆくもなさそうだし、
第一医者嫌いのかりんさん、カオを大人しくお医者さんに見せるとも思えず、
お医者さんもいつもあまりちゃんと診てくれないので
余計なストレスかけるだけだと医者には行かずにすましてきた。
が、昨日、カオを撫でているとなにやら引っ掛かりがある。
おデキの脇がカサブタ状になっている。
ありゃ、これはおデキが広がっているのでは!?と
今朝お医者さんに連れて行った。
かりんさん案の定コワがっていたが、怒る様子はない。
かりんさんは二回に一回はワリと大人しいのだ。
今回大人しくしてくれたので、患部を診てもらえたのだが、
先生患部をよく診るために、かさぶた上になった部分を毛ごとむしりとった。
うきゃ。
まあ、カサブタなので、かりんさんも別に「ぎゃっ」とかいう感じでもなく大人しかったが、
それでも血が出た。
オキシドールで拭いてもらった。
診立てによると、例のおデキの周りがただれてカサブタになったということだが、
おデキ自体は特に大きくなる気配がなければほっとくしかないとのこと。
大きくなるようなら切除するが、今は様子をみなさいと。
「切除と聞けば抵抗あるでしょ?」
「えっ、は、はあ。あとどうなるのか、とか心配はありますけど・・・」
「あまり大きくなって目に近づくと切除もしづらいですから、
大きくなりかけたかなと思ったときにきてください。
それをよく診ておいてくださいということです」
「はあ・・・、でも、そのただれに対する治療とかは?」
「クリームでも塗っておきましょうか? おデキそのものは
飲み薬で治るとか言った類のものではないですから、
クリームは姑息な手段だと思いますけどね。
まあ、このまま様子を見ていただいたらいいですよ」
「・・・・はあ・・・・」
なにしろカサブタになったところをブツッとむしられたので、
ホッペタに大きなハゲがデキてしまった(T-T)。
女の子なのにイヤンである。
そんなんでいいのか?
とりあえず、今日むしられたあとが治って、おデキ本体の様子を見て、
変化があるようだったら一度ベツのお医者さんに行ってみようかなあ。
この先生、実家のゴン太にはとてもよくしてくださるので、
母は全幅の信頼をおいていて、この先生が元気な間は
ヨソではゼッタイ診てもらわないと頑張っているが、
かりんさんに対してはいつもそっけない気が・・・。
猫は専門外なのかなあ???
それともどこのお医者さんでもこの症状にはこんなふうに対処するのかな。
謎である。
頬にハゲのあるかりんさんを見るのがつらいが、
まあとりあえずは毛がはえてくるのを待とう・・・・(T-T)