愛猫かりんさんとの日常です♪

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<めめ@はるか>

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<かりん>

2002,8月生まれ。ネットの里親募集を通じて、同年11/4に、めめ宅へやってきました。***************************Tシャツ等の衣類や文具・雑貨をかりんさんをモチーフにしたデザインで販売しております。『華鈴堂』へ飛んでみてくださいね♪        ↓↓↓ココカラ
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猫のモノサシ
人間にはモノサシがある。
社会的なルールを決める、大きなモノサシだけでなく、
個人個人の生き方の中で作り上げたモノサシというものがある。
善悪の基準であったり、行動を決めるときの判断のめやすであったり、
ものの考え方のもとであったり。

わたしは現在38才であるが、このトシになるとある程度
それまでの人生の中での経験値から、自分のモノサシというのが
ほぼ完成に近い形でできあがっている。
若いときにはまだ曖昧で、柔軟に他人のモノサシとの間で揺れ動いていたものが
いつのまにか各々、確固としたものが出来てしまっている。
周囲の友人、知人も当然30代後半から果ては50代であるから、
それぞれ自分のモノサシを持っているわけである。
ただ、困るのは、各人が同じモノサシを持っているワケではないと
気づいていないヒトたちである。

たとえばAさんとBさんが何かで諍いをする。
AさんはCさんに、「Bさんたら、こんなことを言うのよ!
それで、わたしがこう言ってやったの。
そしたらBさんが逆切れしちゃって。
ワタシ、何か間違ったこと言ってる!? 当たり前のことを言ったのよ。
Bさんのために言ってやったのよ」と訴える。
Aさんの言うことは間違っていない。
間違っていないとしても、Cさんにとっては「どちらでもいい」程度の
ことだったとする・・・・
Cさんが曖昧に「そうだねえ」なんてニコニコ笑うものだから、
Aさんは躍起となって「そうよ!言ってあげるべきでしょ。
Cさんだって、わたしの立場だったら、絶対言うでしょ」
「うーん、どうかなあ」「言うに決まってるわよ!!」
わたしの立場だったら、とAさんは言う。
たしかに、Aさんの立場で、Aさんのモノサシで判断すれば、
Aさんと同じ発言をするだろうが、CさんにはCさんのモノサシがあるのだ。
正しいことであっても、それをどの程度まで実現したいか、
どの程度の例外まで認められるかのモノサシは、
ヒトによって違うのだ。
それをAさんはわかっていない。
自分は正しいことを言っているのに、全面的に同意してくれないCさんに
友達甲斐のない、優柔不断な、とイライラする。

わたしはこのテのいい争いがキライだ。
不毛だからである。
どこまで言っても平行線だ。
上の例の場合なら、Cさんが一歩譲って「Aさんの言うとおりだね」と
言ってあげることでしか、話はおさまらない。
その場合、Cさんの中には釈然としないものが残る。
自分の考えの正当性を主張するなら、
自分の考えの基準となるモノサシについて説明するところから始めないといけない。
べつのモノサシで測っている以上、答えは一致しないからだ。
自分のモノサシを認めてもらうところから始める。
そんな気の遠くなるようなことはメンドウだし、
理解させたからといって相手のモノサシまで変えるには至るまいから
皆、釈然としないながらもほどほどに妥協し、譲り合いながら生きている。
そうやって折り合いをつけるのも、協調性のひとつであると思う。
もちろん、なんにでも妥協すればいいというものではなく、
どうしても守りたいものは守るべきだとは思うけれど。

犬ならば、飼い主のモノサシにあわせてくれるわけである。
無条件で、飼い主の意に沿おうとし、それが彼の喜びである。
群れで暮らす生き物である犬にとっては、ボスのモノサシ=群れのモノサシだ。
猫はどうか。
猫にとって、そもそもモノサシがあるかどうかも疑わしいが、
その時々の気分で伸縮する自在なモノサシを、
自分のためにだけ使う。
誰に強要するでもなく、誰に強要されるでもなく。

猫はいいなあ・・・・猫は。

ま、人でなきゃ味わえない思いも、沢山ありますがね。

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