【先生のブログより】
震災後に迷子犬として保護され当院に連れてこられたコーギーくんがいます。
家族と離ればなれになって3週間。
昨日(4/1)突然ご家族と名乗られる方々が訪れました!
避難所に貼らせて頂いたスタッフの手作りポスターがきっかけでした。
お話を伺うと、ご家族は全員無事で、
自宅を見に行くと津波で流され土台だけになっていたそうです。
2頭でお留守番をしていた犬達のことは諦めていたということでした。
もう1頭の子はまだ見つかっていません。
助かったこの子はリッキーくんといいます。
保護された場所は自宅から数キロ離れた国道4号バイパスより
少し東に入ったあたりです。
どうやってそこまで来たのか。
津波に押し流され、必死で泳ぎ、助かったとしか思えません。
よくやったリッキー!
流されている間、リッキーくんの頭には
大好きな家族の顏が浮かんでいたのではないでしょうか。
会いたい一心で頑張ったんじゃないかと、
そう思えてなりません。
ご家族みなさんで涙を流して再会を喜ばれている姿を見て
「生きていればいつかまた会える」
本当にそうなんだなと、しみじみ感じました。
頑張って助かった命があります。
1人でも多くの子が助かって、飼い主さんと再会できていますように。