水族館から連絡を受けて連れ帰った同じ日の夕方、今度はホテルから連絡が入る。「お宅のラブちゃんがホテルの入り口でお客さんを捕まえてはじゃれ付いて、お客さんと一緒にホテルに入って来るんですよ!今捕まえているんですけど連れに来て頂けませんか?」。更にその日の夜の12時過ぎ、うら若いホテル従業員の女性が携帯電話で連絡を寄越す。「今寮の前まで帰ってみると入り口に可愛い猫ちゃんが居て、縋り付いてくるんですよ!首輪に連絡先が書いてあったので連絡しましたが、どうしましょう」。「そのまま捕まえていて下さい。直ぐに連れに行きますから」と答えたが真夜中、私一人が行けば、その女性さぞ不安がるであろうと思い妻を同行させて連れに行く。もうくたびれてしまい、ラブには本気でムラムラと腹が立ってくる。