「ラブが燕の総攻撃を受けているよ!」と教えてくれたのは、ラブが捨て猫の時に餌を与え続けて下さった、あのシャキシャキ美人さんであった。聞かされて私には、その因果関係が直ぐに理解出来たのである。その前日、ラブが燕の仔を咥えて帰って来たので直ぐに取り上げたが既に虫の息で、程なく死んでしまった。巣作り中の頃からラブは執拗に燕を狙っていたのである。やがて生まれて地上すれすれに飛び交う仔燕を飛び付いて捕らえたのである。我が家の直ぐ近くの花園で、ラブはよく一人(いや一匹)で虫や蝶を採って遊んでいるが、そのラブを燕が総攻撃したと言うのである。そうしてみると燕という小鳥も相当知能の発達した鳥なのであろうか?花園に行って観察してみたが、確かに現れたラブに燕が次々と襲い掛かっていた。