新刊で本屋さんに バーッて並んでるのは 知ってたんですが
読みかけの本も まだいっぱいあるしなぁ とも思いつつ、
ついつい手が出てしまい、前作同様に数時間で
一気に読んでしまいました、ついさっきね。
前作「猫にかまけて」を読んだあと、
町田康の日記を覗いたら
ところどころに 「ニゴ世話。」という言葉を発見。
「ニゴ」っていうのはきっと いま一緒に暮らしている
ネコの名前なんだろうなぁって すぐに思いました。
前作には出てこなかった名前。
前作の中で その短い生涯を終えた 仔猫ヘッケの兄弟がいるなら
飼いたいという思いから ボランティアが次々に連れてくる
ノラネコたちと暮らすことになる町蔵。
既住のゲンゾーと違って ノラ生活の長かった新入りネコたちを
少しでも長生きさせようと 再び町蔵&家人さんが奮闘します。
ニゴもいきなり登場してきます。(ウルトラマンニゴのくだりは爆笑)
あいかわらず 町蔵とネコたちの(町蔵にはそう聞こえる)会話や
やりとりがユニークすぎて笑いころげる場面も多々。
体重200グラムあまりの仔猫エル への懸命の看病を続けるあたりは
前作のヘッケの看病を思い出させるものがあって涙がこみあげてきました。
でもやっぱり 長年連れ添ったゲンゾーが急に倒れる最後…。
もしかしたら ゲンゾーとの別れからの後悔の思いを伝えるために
そして同じような思いを 誰にもさせたくないために
この続編は 発表されたのかなぁと。そんな風に感じました。
そしてボクは これを書きながら、
ヒザの上の りちうむさんを撫でてみる。
それにしても 途中に挿入されてる 愛猫たちのカラー写真。
シャアちゃんが あまりにも りちうむさんに似ているので
ビックリしました。(ハチワレのズレ方まで!)