猫の里親詐欺事件
少し古いソースでご存知の方もいらっしゃるかと思います。
MKという女性がインターネットの里親募集サイトを通じて、9人から17匹の猫を騙し取ったという事件です。
M.Kが子猫の里親候補として名乗りを上げメールをやり取りしたのは、被害者9人の外に同時期に里親探しをしていた「猫を渡さなかった7人」がいます。これらの人達の分も含めて、パソコンに残っていたM.Kからのメールを比較検討しますと、そこには共通して 「あなたの猫は、私が子供のころ寝食を共にして可愛がっていた猫にとても似ていて、思わずメールさせていただきました。」「幼少の頃から成人するまで、実家で7匹前後の猫ちゃんを飼っていました。」「終生の家族として猫ちゃんを迎えさせていただければ大変嬉しく存じます。」 等の文言が書かれていました。丁寧な言葉づかい、里親探しをする人の気持ちを熟知した、行き届いた文章です。しかしよく調べてみますと、3匹も入手したその当日にさえ、同様のメールを複数の人に送っていたのです。
騙し取られた猫の行方は分からず、生死すらも不明という事です。
現在、この事件は民事裁判のみ、されていますが、刑事事件としての捜査はなされていないそうです。
「人の物をとったら泥棒」
ましてや、ものなんかじゃ無いですよ、猫は。
そんな当たり前のルールが守れない、ルール違反しても放置されるのは非常に心外です。明らかに悪意を持って何かの目的の為に子猫を騙し取ったものと思われます。(動物実験もしくは三味線の皮利用など)
猫とりについて
刑事事件としての捜査を依頼する為の署名運動を行っています。
心ある方は上記のURLから問い合わせをして見てください。
動物実験について。
化粧品会社や、製薬会社ではいまだに動物実験がされています。人間の薬や化粧品を開発する為のアレルギーテストなどをするのですが、今は動物実験について疑問視する企業も増えてきています。
動物と人間では生理学的に違うのです。実験は無意味ではないかという声も上がっています。いくつかの化粧品会社などでは、動物実験をやめ、人間のボランティアによるアレルギーテストを行っているところもあります。
動物実験がなければ医療は発展しなかったのでは?と思われる方もいるかもしれませんが、むしろ逆です。薬剤が体の中に入ったあとの代謝や生理は人間とマウスとでは大きく違っています。
動物実験をしている研究者たちは、「動物実験によって医学が進歩したのだ」と、よく主張します。
しかし、これとは全く逆に、「動物実験こそが、医学の進歩を遅らせているのだ」「動物実験によって得られた誤ったデータが、治療に誤った知識をもたらし、医学の進歩を遅らせている」として、動物実験に反対している医者や科学者による団体が、欧米にはいくつもあります。
実際に、動物実験で安全とされた薬で激しい副作用が起った例はいくらでもあるように、「ヒトと動物では身体の代謝機能が異なるために、薬物に対する反応も当然違ってくる。動物実験で得られたデータの多くは、人間には当てはまらない」と彼らは主張しています。
アメリカの科学者によって組織された団体「MRMC(医学研究改革委員会)」は、動物実験はミスリーディングにつながるとして、動物実験を科学的な見地から次のように批判しています。
「げっ歯動物と人間との間の、解剖学的、生理学的、病理学的な数多くの様々な違いを考えた場合、ラットやマウスにおける毒性が人間の場合と異なることは、きわめて当然だといえる。・・・これらの分析から、人間以外の動物の毒性データを人間に当てはめることは、間違った方法であることは明白であろう。・・・この問題に答えるためには、人間のデータが必要であり、そして、人間のデータがあれば、ラットのデータは不必要なのである」
マウス、豚、犬、猿、ラット、ウサギを用いた動物実験による安全性テストをへたにもかかわらず、ある薬を使用したことにより、52人の死者が発生した。この薬は、1997年にヨーロッパで発売されたコレステロール値を下げる薬(cerivastatin)だが、現在、この薬は市場から撤収されている。
動物実験(目、生殖機能、胎児毒性など)の結果、cerivastatinは、「総合的に、コレステロール値を下げる作用のある他の薬と毒性の面では変わりがない」と判断され、認可されていたそうです。
動物実験が、ミス・リーディングにつながった一例。
無意味な実験をこれ以上しないために、消費者は動物実験をしていない商品を選択することが必要なのではないかと思っています。