保護した翌日のメイちゃん。
8/14の夜だったと思います。夜、車で茶畑の真ん中の道を運転していると、白い獣が車の前を走り抜けました。すぐ先に白くて小さい毛の塊がちぢこまっていたので車を止めてみると、目が開いたばかりの子猫でした。
時間は夜の8時過ぎ。変な呼吸をして、鼻をぐずらせていました。飼い猫ならこんな小さい子を外に出すはずがないと思い、車に乗せて帰りました。
家に着いてから改めて見てみると、何とも小汚い
猫でした。毛並はボサボサ、目やにと鼻くそ、鼻水でぐちゃぐちゃの女の子でした。毛を掻き分けてみると、ノミの糞も一杯で、小さな肉球には沢山傷がありました。
お皿に猫ミルクを作り、飲ませようとしましたが、飲んでくれません。
針無し注射器で、2ccずつ根気良く口の中にミルクを流し、10ccくらい飲んだ所で疲れたのか、眠ってしまいました。
風邪も引いてるようだし、喘息の様な変な呼吸をしています。
茶色い目やにで目の周りがガビガビになっています。瞼も腫れ上がって充血しているようでした。猫用の目薬を何度か点眼しました。
脱脂綿を湿らせたもので体と顔をそっと拭きましたが、中々きれいになりませんでした。いろいろ病気を持っていそうなので、先住猫と一緒にできず、ケージの中に入れて寝かせました。
一休みするとお腹が空いたのを思い出したらしく、暴れ始めたので、ミルクをまた飲ませようとすると暴れて、血がドクドク出るほど二度噛み付かれました。
お皿にミルクを入れてやると皿の縁をガジガジ齧り、それからお皿からミルクを
飲めるようになりました。ミルクと、キャットミールに猫カンを混ぜたものも食べるようになり、その日は遅くなってから就寝。
翌日になっても排便が無く、目も腫れ上がって、目からポロポロ涙を流していました。仕事から帰ってから直ぐに受診しました。猫風邪と、栄養失調と、結膜炎とノミがいるとの事。体重は470gでガリガリでした。
目が開き、牙も生えている事からおおよそ生後三週間と言われました。
背中に触ると、ガリガリで、皮膚の下に背骨がゴリゴリ触れるほど痩せていました。便が出ないのは数日間何も口にしていなかったので、うんちが出来ていないのだと言われました。
ノミの駆除薬と点眼を貰い、様子を見るように言われました。
メイの結膜炎は中々頑固で治るまでに2週間くらいかかりました。
毎日三回、目やにを脱脂綿でふき取り、点眼と点鼻です。
メイちゃんがうちに来てから、一ヶ月ちょっと経ちましたが咳は時々出ています。一週間に一度程度、インターフェロンの注射をしています。
体重はぐんぐん増えて、現在1200gほどになりました。
お腹が空いていたのがよほど辛かったのでしょう。メイは三匹の中で一番食べ物に執着があります。寝てるか、何か食べているかのどっちかです。