9月30日　迷子四日目

午前10時
名前を呼びながら、近所を歩く。
ムムの姿は見えず。

日曜日は雨が降るらしいので、
何としても今日中に保護をしたい。

午後23時
亀吉パパの帰宅に合せて、ムムが出てくるように、
近所をルルを連れて歩く。

午前1時30分
亀吉、帰宅。
缶詰と洗濯ネットに入れたカリカリを持って、
いつも姿を現す駐車場でムムを待つ。

すぐにロシアンが出てくる。

午前2時30分
ムム、現れる。
すぐにごはんを食べ始める。
日に日に警戒感が増しているようで、
手を伸ばすと逃げ腰になる。

午前4時
私たちの前で、箱座りをしたりお化粧をしたり…、満足した様子で、
近所のマンションの方に姿を消す。

残りのごはんをロシアンが食べる。

午前5時
捜索終了。
明日は雨が降るけど、がんばってみよう。

10月1日　迷子五日目

午前9時
いつものように、近所を名前を呼びながら、歩く。
小雨が降っている。

午後22時
仕事から帰宅。
雨の中、向かいのマンションの階段の下でムムが待っている。

すぐに亀吉と保護を開始。
ごはんは食べたいようだが、
目の前の捕獲機には入ろうとせず、
私たちのそばに近寄ってくる。

午前0時
焦る気持ちが行動に出てしまい、
ムムが驚いて、逃げてしまう。
強くなる雨とともに、涙も止まらない。

午前1時
ムムは姿を消したまま。一旦、帰宅して、時間をおくことに。

午前4時
雨が止んだので、捜索を再開。
ロシアンはお皿を叩く音に反応してやってきたが、ムムの姿はない。

午前5時
捜索終了

10月2日　迷子六日目

時々、めげそうになる。
驚かしてしまう度に、もう会えなくなってしまうのではないかと、
不安な気持ちに襲われる。
でも、私が諦めてしまったら、
永遠にムムと暮らすことはできなくなってしまうから、
眠くてもしんどくても、絶対に諦めない。
今日からはまた、一人での捜索。
今日もムムに会えると信じて…。

午前10時
カリカリとお皿を持って、名前を呼びながら、近所を歩く。

午後20時
仕事から帰宅してすぐに、カリカリと缶詰を用意して、近所を歩く。
ふと振り返ると、ムムの姿が…。
どうやら、私のあとをついてきた様子。
ごはんを用意すると、美味しそうに食べた。

手からカリカリをあげて、捕獲機まで誘導。
入り口まではくるが、警戒して中には入らない。
焦って昨日のようになってしまわないように、
保護は二の次にして、ムムがごはんをたくさん食べられるように、気持ちを切り換える。

午後21時
ムムがお腹一杯になったところで、
近所の人の帰宅ラッシュ。
ムム、姿を消す。

午後23時30分
捜索終了。

明日からに備えて、今日は久々にゆっくり休もうと思う。