皆さんは猫(に限らずペット全般)を飼う時にどういう方法で探してますか?
1.ペット販売店で買う。
2.里親募集のHPなどで探す。
3.近所の野良猫を飼う。
4.ペット(他の動物でもOK)が偶然ウチに来るまで待つ(^^;
まぁ4番は余程の縁+ニャンコの度胸(笑)がないと無理ですね(^^;
1番も貧乏人の私には無理ですね(TT)
という事で、私の場合には2か3のどちらかになると思うのですが…
ちなみにウチのクマオは野良猫です。ウチから徒歩一分位の場所にある「猫の集会場」? にて発見しました。
以前からそこでは数匹の猫が集まっていて、それを見かけた近所の方々が猫に餌を与えたり、また逆に区役所からの「猫に餌を与えないで下さい」との貼り紙なんぞも貼られていたり…
最近は『地域猫』や『猫(に限らず動物)虐待』など、色々と難しい問題がありますねぇ。
動物が好きな人、苦手な人、糞や尿で被害を被っている人、飼いたくても飼えない人、それとは逆に途中で飼えなくなってしまった人、などなど。理由は幾らでもあり、個人的にはどちらかを一方的に責める事は出来ないと思っています。
ここを見て下さっている方々は本当に猫が好きな方や、クマオと同じようなオムツ猫(介護が必要な猫)と一緒に暮らしている方かな、と思ってます。
突然ですが、よくこんな言葉を耳にしませんか?
「ペットを飼うのなら最後まで責任を持って飼いましょう」。
こんな私でも一応クマオと同居するにあたり、「ペットは自分の子どもだと思って一緒に暮らすからね〜」などと軽々しく口にしておりました。
それが突然の事故で一変してしまい…
何日も眠られず、寝たと思えばすぐにミャーミャーと鳴き起こされ…お腹が減ったのかと思い餌を与えても食べず、喉が渇いたのかと水を与えても飲まず、トイレでもなく。
もう何が何だか解らない状態で、ただクマオに抱きついて話しかけ、少し眠ってはまた目覚めて…
そうして数日が経ち…
その間見た夢のほとんどが
「どうやったら楽に殺せるのか?」や
「(夢の中ですが)クマオの首を絞める夢」などでした。
そのような夢を見る度に泣きながら目を覚まし、クマオがちゃんと生きているのかと確かめていました。
…それは余りにリアルすぎる、
”手に感覚が残るほどリアルな”夢だったからです…
正直な話、私もクマオの事故直後には色々と悩みました。
「あの時私が飼わなければクマオはこんな事故にも遭わず、もっと幸せだったのでは?」
「下半身麻痺になった以上、自分で動く事も出来ず(事故直後の診断では後ろ足が全く動かなかった為)トイレに行く事も出来ない。食欲もない。例え少し元気になったとしても(以下の例えは適切ではないですが…)
普通の人間の赤ちゃんだったら、そのうちに言葉を覚えて、何がしたいのか、トイレに行きたいのか、お腹が減ったのか、など解るようになると思う。でも言葉の通じない猫、しかも下半身が動かないこのままの状態で、動物を初めて飼う私が育てていけるのだろうか? いっその事…」などと考えてしまうまでになりました。
インターネットで検索すれば、そこに表示されるページは『保健所』について…
保健所に連れて行かれた猫が本当の所、どうなってしまうのか私には解りません。
『安楽死』…苦痛もなく殺されるのでしょうか?
『安楽死』…と言われながらも、苦しみながら殺されるのでしょうか?
はたまた、限りなく低い確率でしょうが他の方に引き取られるのでしょうか?
実際に保健所に行った事のない私には解りません。
そんな時にエージェントAから教えて貰った
kayoさんのHP『Nyan Club〜おむつでも頑張る猫〜』(リンク欄参照)には非常に救われました。
特に『頑張れハンディニャンコのコーナー』などで
「”生まれながらにして下半身麻痺”でした。ですが我が家で飼う事に決めました」
などの発言を見て励まされました。
それに比べて私は何とまぁ小さな香具師なんでしょう。
下半身が動かなければ、代わりに私が動かせばいい。
トイレだって、私が代わりにマッサージして圧迫排便・排尿すればいいだけじゃないか、と。
当初、家族にクマオの様子を伝えた所、皆、開口一番に「可哀想に…」と言われました。
『…カワイソウ!?』
今、私はクマオの事を「可哀想」とは思ってません。
クマオはただ下半身が動かないだけなのです。
北野武さんがいつか言った言葉に
『「目が見えない、耳が聞こえない、片足がない」、そういった事を言うと”差別だ”と言われる。
でも本当は”差別だ”という事”そのモノ”が差別だと思う。差別のない世界っていうのは「あ、あいつは耳が聞こえないからな〜」とか悪意がなく、普通に話せるって事なんじゃないかな?」』(この部分の引用はうろ覚えです)
というのがあり、私もそう思ってます。
だからクマオの下半身麻痺は、『クマオ』の個性だ、と。
先日クマオが便秘になった時に動物病院に行ったのですが、そこでも先生に「飼って一ヶ月にこんな事故にあったのに貴方はよく見捨てないで飼ってるね」(良い意味ですよ〜)と言われました。
基本的に猫は高い場所から落ちても大丈夫な事が多く、10Fから二度も落ちたのに大丈夫だった猫の話や、逆に高さはないけどビルとビルとの間に落ちてしまい、その落下時に打ち所が悪く麻痺になったケースや、年老いた為に動かなくなった犬の話などを教えて頂きました。
そうした話をした上で、ちゃんと飼い主としての自覚が私にあるのかを確かめていたのかな、と思います。
今なら、というか、今だからこそ、『クマオは私の子どもです』と言えます。
元気だったクマオと一緒に暮らし始めてから僅か一ヶ月目に起きた事故。
でも、今この瞬間に一緒にいるのは『その”僅かな一ヶ月”があったから』だからかもしれません。
と、まぁ何だかんだ言っても
「やっぱりクマオが一番・ ∪´∀`)モキュだな〜」と思っている親馬鹿全開のドシロウトでした。
画像は『デジカメに付いてるストラップは敵なの!?』とデジカメ(のストラップ)を威嚇するクマオです(笑)