久しぶりによく寝た。
辛いのは、寝起きと帰宅時だな〜と何気に思った。
クマオが亡くなった時、訳が解らなかった。
”亡くなった”という事実と、
”これからどうしたらいいのだろう”と。
「抱っこして身体を温めたら目覚めるのかも?」と思い、
その日はトイレに行くのにも、
どこに行くのにも、
ずっとクマオを胸に抱えていた。
そして、
「これはもしかしたら夢とかで、寝たら元に戻っているんじゃね?」と思い、寝たりもした。
結果は…当たり前だがどれもダメだった(苦笑)
まさかこんなに早く亡くなるとは考えもしなかった。
きっと私が40歳位になったとしても一緒に居ているんだろうな〜と思っていた。
まぁそれでも、いつの日にかは別れる時が来るのだろうけど…
その昔、田舎に住んでいた子どもの頃の事。
よく道路には車に轢かれた野良猫が死んでいた。
死んだ猫を見つけたその度に、私は学校には向かわずに猫を抱いて家まで帰った。
血が出ていようが、内臓が飛び出していようがお構い無しに…
ウチに帰って、家の庭に埋める為に。
今は土のないような場所に住んでいる。
亡くなってしまった生物は土に戻してあげよう、と思っていた私は、この土のない場所で一体どうすればいいんだろう、と悩んだ。
だからエージェントAにメールした。
「土葬するにしてもどこにしていいのか分からないし、土葬するような場所もないんだよ。火葬する方法も分からないし、今は頭が上手く動かないよ…」と。
しばらくしてエージェントAからメールが届いた。
火葬についての事だった。
http://pet.ciao.jp/index.htmメールに書かれたアドレスをクリックすると、そこには
『ペットチャオ ペットの火葬・葬儀・海洋散骨』
というHPが現れた。
そのHPを読んだ。
読んでいるうちに涙が出てきた。
連絡先を見ると
”24時間受付 年中無休 フリーダイヤル”と書いてあった。
「電話をしてみようかな」と思ったが、電話をしてしまうと、
クマオがもう居なくなってしまうと思い、怖くて電話をする事が出来なかった。
27日の深夜だったか、泣き疲れて、もう涙も出ないだろうと思い、深夜にも関わらずに電話をした。
電話で対応してくれたのは代表の清野さんだった。
人間が亡くなった時、葬儀屋は極めて事務的に対応する。
それは多分、一時的にせよ、忙しい時の流れの中で見送る人々に悲しみを感じさせない為の配慮もあるのだろうけど…
だから私は電話口から
「それでは早速明日行いましょう」などと言われると思っていた。
それが怖くて、電話が出来ずにいたのだけれど。
でも電話口から聞こえて来る言葉にそのような事は一切なかった。
清野さんは日時の事など一言も言わなかった。
日時の話など一切せずに、ただひたすらに私の話を聞いて下さり、その上で(先日の日記にも書いたが)
「他の人と同じように、亡くなってからすぐに火葬したり、見送る必要はないですよ。貴方は貴方なのですから、自分の納得が行くまで傍にいて、(クマオの)身体を触ってあげて、名前を呼んであげて下さい」と言われた。
また、「今の時期には何日位、一緒に居てもいいんですか? 今はエアコンでなるべく部屋を冷たくしているのですが…」と尋ねると、
「大体一週間前後で臭いなども出てくるでしょうが、貴方の日頃のお世話を聞くところ、臭いなんて大丈夫ですよ。だから好きなだけ一緒にいてもいいですよ。」と言われた。
そんな事を言われるなんて想像もしていなかったので、
とても嬉しくて、嬉しくて、救われたような気がした。
7月30日に2度目の電話をした。
電話をする前は
「明日7月31日にお願いしよう」
と思っていたのだが、電話で話しているうちに急に涙が出てしまった。
そんな私に清野さんは
「まだ急がなくてもいいですよ。明日ではなく、8月1日にお見送りしましょうか?」とまで言ってくれた。
そしてしばらく話をして、やっと決心が出来た。
明日、7月31日に見送ろうと。
当日は渡邉さんが来て下さった。
到着後にはわざわざ電話をして下さった。
そして
「お時間は気にせずに構いませんから、ご納得出来るまでお部屋でたくさんお別れをして下さいね」と言われた。
嬉しかった。
私の最後の願いは、クマオと初めて出逢った場所での火葬だった。
でもその場所はとても狭く、意外と車も通る為、私も半ば諦め、
「ここでは無理そうなので別の場所でもいいです」と伝えたが、渡邉さんは何度も何度も車を移動してくれて、
遂にはクマオとの出逢いの場のすぐ横で火葬する事が出来た。
そして全てが終わった後。
ずっと泣いていた私に、帰り際のぎりぎりまで気にかけて下さり、窓ガラスを開けてお話してくれた。
「こんなに愛情を貰えて、この子も幸せだね」と。
他にも色々とお話してくれた。
今朝、ペットチャオにお礼のメールと
「記事とリンクを載せさせて欲しい」との旨を書いて送った。
清野さんは快諾して下さった。
そのうち、徐々にこのブログも更新しなくなるだろうが、
こんなブログでも、
誰かの、何かのお役に立てたらいいな、という想いを込めて残しておこうと思う…
クマオの突然すぎた死。
そして、たくさんの方々からの温かいコメント。
皆様、本当にありがとうございます。
最初は、クマオの死について書く事が怖くて怖くて仕方なかったです。
皆様のお蔭で、少しずつですが整理が出来つつあります。
本当にありがとうございます。
そして、とても親身に対応して頂きましたペットチャオの代表 清野様と渡邉様。
何度言っても言っても言い足りないのですが、本当にありがとうございました。
そしてクマオ。
クマオが居なくなってから、部屋が少し広く感じるよ…
クマオはそんなに大きくなかったのに不思議だなぁ…
あ、フジテレビ系月曜21時(通称月9)の『スローダンス』で
藤木氏が経営しているバーの外にある階段下。
そこでクマオと出逢いました。
もし観る機会があったら確認してね(笑)
ちなみに昨日、深津さんを見かけマスタ。テヘッ。