夜中の11時半。
赤ん坊の泣き声が外から聞こえてきたのです。
「うぎゃあ、ふぎゃあ」
「・・・・?・・・・・!!」
違う!
これは猫の鳴き声だ!
しかも喧嘩をしている。
そういえば、ちび太は外に出たままだったと気づき、あわてて声のするほうへ行ってみました。
しかし、声は聞こえるが姿は見えない。
人様の敷地内で喧嘩をしているので止めに敷地内に入るわけにもいかない状態。
「う〜、う〜、
ふぎゃぎゃぎゃーー!!」
「ちびちゃん、やめなさい」
声をかけてもやめる気配は一向になし。
「加勢してくれている。ぼくちゃんがんばる」
と、ちび太は思うから、余計喧嘩に拍車をかけるからもう帰ろう。
と母に言われて家に帰りました。
すると10分後くらいにちび太が帰宅。
時間は夜の11時50分。
部屋に入ったちび太は「ごろごろ」と鼻をピンクに染めて甘えてくる。
「明日から何があってもちび太を外に出さないぞ」
と心に決めた夜でした。