「鴨川ホルモー」
万条目 学 著
著者のデビュー作です。
内容が全く予想できないタイトルと
なにやらキャラクターが濃そうな装丁に
惹かれて読んでみました。
「ホルモー」とは式神を使った試合のことで
式神とは鬼とも呼ばれる、
陰陽師が使ったという物体らしいです。
登場人物たちは、
ホルモーという
摩訶不思議な試合を体験することで
悩んだり、ちょっとだけ成長したり
青春って感じです。
デビュー作なので、文章が読みづらかったりもしますが
なかなか面白いです。
「ホルモー」は著者の創造ですが、
歴史上の人物、陰陽師、安部清明が原案になっているので
「鹿男あをによし」のように、歴史がプラスアルファで楽しめます。