「使命と魂のリミット」
東野 圭吾 著
大動脈瘤の手術中に命を落とした父。
ある時娘はその手術に疑惑をいだき、
同じ病気の人を救うため、
そして真相を解明するために医師を目指す。
そして研修医となり、
父と同じ大動脈瘤の患者の手術の助手となる。
執刀医は、父の手術をした医師であり、彼女の師。
しかしその手術は、
強い使命を持ったある人物によって妨害されるのだった。
父の死の真相が定かになる手術の再現、
そして、それぞれの使命を貫こうとする人々の情熱には
緊迫感が走ります。
少し話を作りすぎている感じはしますが、
やっぱり面白いです。
後味も良く、東野作品として安心して読める作品です。