福ちゃんの破天荒な生活をご期待くださっている皆様には、つまらない思いをさせてしまっているかもしれません、「福ちゃんとの出会いシリーズ」。 でも、福ちゃんとの運命的な出会い(と自分で言う)を、どうしても公開したかったので、しつこく続きます。 と言っても、今回でようやく終了します。 それでは、続きをどうぞ!
さて、子猫をもらうことを決心して獣医さんの元に向かったわけですが、その間中私の心臓はばくばくと高鳴りっぱなしでした。 自分が生きるか死ぬかの運命の分岐点に立っているような気がしてならなかったのです。
そして動物病院に到着し、獣医さんに「もしまだ貰い手が見つかっていないなら、子猫を1匹お預かりしようと思うのですが」と切り出したところ、なんとまだ貰い手が見つかっていませんでした。 私はまだ自分が生かされている道にいるのだと感じました。
獣医さんははじめに2匹の子猫を連れてきました。 1匹はうろちょろと診察台の上を歩き回り、活動的な印象を受けました。 もう1匹のほうはほとんど動かず、おどおどと辺りを見回していました。
私は、おどおどとしているほうの子猫に手を伸ばしました。 活動的な子猫は元気がありそうで、すぐに貰い手が見つかりそうだったし、あまりにおどおどとしているので、この子は貰い手が見つからないんじゃないかと思ったのです。
それから獣医さんは他に2匹の子猫も連れてきました。 4匹とも生後3ヶ月ということで、真にどの猫もかわいらしい。 「どれでも好きなのを持って行っていいよ」と獣医さんは仰って下さいましたが、私は最初に見たおどおどした猫が気にかかっていました。 そして「一番最初に見た子だから」と言って、おどおどした子猫を頂く事にしました。
これが私と福ちゃんとの最初の出会いです。 ここから私たちと福ちゃんとの生活が始まるのです。
シリーズに渡ってお届けしました「出会い編」、今回で終了です。 明日からは福ちゃんの日常生活をご紹介します。 どうぞよろしくお願いします。
|