泣きましたサ。感動したりしてツツツーと流れる涙ではなくって
辛くて、頭が重くなる涙でした。
大和の特撮が・・とかは度外視して、ひさびひに重かったです。
ホタルの墓のような感じでしたね。
17歳の少年達がお国の為と言い、青年達は自分達が死ぬ
事に、どのような意味があるのか悩み、上官は混乱する部下達
を諭しながらも自分も納得させている。
母が子供を思う気持ち、妻が夫を思う気持ち、若い恋人の思い
どれも切なくて苦しかったです。
そして、戦死した人達と生き残った人達。
生きていてヨカッタ!と簡単に今まで思っていたけれど
その人が抱えている傷の深さがまったく分ってなかったですね。
映画の終盤で生き残った17歳の男の子が、亡くなった
仲間(同じ年)のお母さんに会いに行くシーンがありました。
稲を植えているお母さんに「立派な最後でした」と報告するの
ですが、お母さんは「何を言っているの?あの子はもうすぐ帰ってくる!」
と言い返し、居たたまれなくなり立ち去ろうとしたのですが
お母さんが「ちょっと待って!」と呼びとめ「のうのうと帰ってこられたもんだ!」
と言い放ちました。
彼は言い返す事も出来ずに、近くの納屋の側で膝を抱えて泣きました。
翌日、亡くなった仲間のお母さんが田んぼに行くと、男の子が作業をしています。
お母さんが「昨日は、どこに泊まったの?」と聞くと「納屋で・・」と彼が返します。
「いくつなの?」という問いに「17歳です」と答えます。
お母さんは自分のお昼ご飯用に持ってきたおにぎりを彼にあげます。
彼は突然土下座をして謝ります。「すいませんでした!生き残ってすいませんでした!」
お母さんも土下座をして謝ります。「ごめんなさい!あんな事を言ってごめんなさい」
そして、彼を抱きしめ「死んではだめ!生き残らなくてはだめ!生きて!」と言うのです。
もうね、苦しかったよ〜。
頭が痛くなるほど泣けましたよ。(TT▽TT)ダァー
その後のエンディングは現在の沈んでいる大和の映像と
長渕さんの歌が流れるのですが、誰も席を離れませんでしたよ。
夜に母と妹夫婦と食事をしました。
母に大和の話をしたら
「今の若い人達が好きに出来るのは、そういう人達がいたおかげだよね
けっして忘れてはいけない」
と言いました。
大和は日本最大の最高の戦艦で、最後は沈んだんだよね
ぐらいの知識の方、是非、映画館に行って見てください。
おすすめしますよ。タオルとテイッシュは絶対持って行ってね。