愛猫みるくさんは12歳のアメリカン・ショートヘア。のんびり、おっとりな、みるくさんの日記です。

November, 2010
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抜歯をする

朝10時30分までに連れて来て下さいと言われて、みるくさんを連れて行った。病院へみるくさんを預けて、午後4時頃に迎えに来て欲しいと言われた。

「麻酔が覚めた頃に電話しますね」とやさしい先生が言ってくれた。

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やっぱり全身麻酔は怖い。
ラブちゃんのお父さん(アメリカでもチャンピオンを取ったすごい子)が、抜歯のために全身麻酔をして、そのまま起きる事がなかったという経緯を知ってるだけに怖い。
抜歯当日の早朝、空腹で「ご飯欲しい」と目の前に座っているみるくを前に、「みるく、絶対帰ってくるんだよ!絶対!絶対!この部屋に帰って来てね!」と話し掛けたら、改まってそんな言葉を掛けられた事が無いみるくさんは、ちょっとびびったらしく、白目を出して緊張してしまった。

だからと言って、このまま抜歯しないと余計に痛くてかわいそうだし、今後もっと年を取った時の全身麻酔を考えると、今やっておいた方がいいだろうなあ。

今思えばもっと早くやっておけばよかったと激しく後悔しているのと同様、今やらなければ、もっと後悔する事は間違い無いし。

みるくさんを預けて、落ち着かない午後を過ごし、3時過ぎたころになって、電話が来ない事に焦る。
4時にやっと電話が来て、「みるくちゃん麻酔が覚めてきました」ほっとする。
「ただ、ちょっと年齢のせいか麻酔の覚めが遅いので、様子をみて6時頃に迎えに来るようにして下さい」うう。不安。
6時になって迎えに行くと、みるくさんが出て来た。
「やっぱり麻酔の覚めが遅いので、ちょっとボーっとしていますが、そのうち覚めて来るので、大丈夫だと思います。ちょっと瞳孔が開いてますね」と言われて、みるくを見ると確かにボーっとしているし、瞳孔が開いている。
「鼻がつぶれているので、ちょっと息をするのが苦しいようですが、麻酔が覚めると普通になるでしょう」
瞳孔はきっと麻酔にびっくりしているせいだろうと思う。
とにかく早く連れて帰りたくて、抜いた2本の歯をもらって、急いで病院を出る。

帰ってからも、みるくは変わらずボーっとしている。
足も歩けるけど、フラフラしている。
鼻から息が出来ないから、口を開けて息をしている。
呼吸も苦しそうにしている。
瞳孔は変わらず開きっぱなし。
見ているうちに段々不安が大きくなってきた。
寝たいけど、横になると呼吸が苦しくなる感じで飛び起きる。
呼吸をすると「ヒューヒュー」と鳴る。
眠りたいけれど眠れなくて、座ってボーっとしている。
苦しそうに喉をゴロゴロ鳴らして、まるで苦しさを訴えているように感じる・・。
私が見たみるくは今までに見た事も無いみるくだった。
「高齢だから、高齢だから、高齢だから」と頭の中がぐるぐるしている。
寝てしまうと、そのまま起きないかも知れない」
私を見ているみるくの目は、死ぬ直前の生き物の目をしている。
不安で爆発しそうで、思わず「みるく!私を置いていかないで!みるく!絶対大丈夫だから、大丈夫だから、誰か助けて!!」とみるくの側で泣き叫んでいた。

獣医さんに電話する。時間外なのに先生が電話に出てくれた。
「みるくの呼吸が止まりそうなんです。どうすればいいですか?」と泣きながら話したら「連れてきてください」と言ってくれた。
連れて行って診てもらうと、「チアノーゼは出ていませんね」「念のためレントゲンを撮って肺に水が入っていないか見てみましょう」いろいろとやってもらう。
「肺に水も無いし、年齢が高いので麻酔で呼吸の回復が遅いのでしょう、念の為に今晩は入院して様子を見ましょう」と言ってくれた。

私は入院という言葉に心底ホッとした。これでみるくの苦しい状態を見なくて済むと思ったのかも知れない。

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