みるくさんは結局2本の虫歯を抜歯。
獣医さんとAHTさんに笑われつつも、ちゃんと小さな小袋へ入れてもらって、抜歯された歯を持ち帰り、大切に宝物入れへ入れた。
まじまじと観察すると、かなり虫歯に犯された歯だった。きっと食べるときに痛かったんじゃないかと思う。ごめんよ。
結論としては、抜歯してよかったな。
あの時のみるくさんの様子を不安の中で見ているときは、抜歯なんて止めておけばよかったと、激しく後悔したものだけれど、少し元気を取り戻したみるくさんを見ると、現金だけど抜歯してよかったと思う。
虫歯治療なんて猫の歯には無いらしくて、抜歯するしかないらしい。
飼い主が虫歯に対するケアを若いうちから積極的にするべきだって事だよ。
ネコの歯磨きと聞くと、まるで甘やかしているような、現実的じゃないような、そんな気持ちがしていたけれど、抜歯によってみるくに負担を掛けてしまった事で、すごく歯磨きの大切さを思い知った。
歯が悪くなるのは年齢が高くなってからだから、歯のケアをしていない猫の大半が抜歯する羽目になって、全身麻酔のリスクを負う事になる。
猫が若いうちはそんな事考えもしないし、ケアする事なんて考えもしない人が居るかも知れないけど、猫はいつか絶対に年を取るんだよね。
みるくって顔が若い頃と全然変わらないし、今まで本当にまだまだ若いと思っていたけど、獣医さんに「高齢、高齢」と連呼されるし、12歳っていうのは高齢なんだな〜。
日記によくお別れの時の心構え、なんて書いていたけど、今回の出来事では本当に切実に現実の出来事として迫ってきた。
実際怖かった。でも、現実を受け止めなければいけないと思う自分も居た気がする。
本当のその日は死ぬほど泣くかも知れないけど、受け止める事が出来るのかな・・。