福ちゃんは、ごんた家で、ただ飯をもらっているわけではない。
ちゃんとお仕事があるのだ。
一つは、ごんた家の皆を癒すこと。
そして、もう一つは、夏季限定、あの黒光りする憎いやつを退治すること。
しかし、その退治は、ごんたには内密で行わなければならない。
なぜなら、ごんたは、あやつを見たくもないからである。
福ちゃんは、いつも、鋭い嗅覚であやつの匂いで嗅ぎ分け(お犬様並み)
すごい動体視力で見つけ、鋭い眼光をあやつにぶつけるのだった。
だが、その行動は、いつもごんたの目の前で行われ、ごんたを恐怖へ誘う。
ちょ、ちょっと〜〜私には、何も見えないんだけど、何見てるの〜〜??
ね〜〜福ちゃんたら〜〜!!
・・・そして、数分後には、福ちゃんの足下に、仰向けになってバタバタした
あやつが転がっているのだった・・・
きゃ〜〜!!福ちゃん、手を洗うよ〜〜
ギャ〜〜〜、嫌じゃ〜〜!!
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