去年11月のある日、ピンポ〜ンと玄関のチャイムが鳴り、夫がインターホンに出た。
「捨て猫がいるのですが、飼って貰えませんか?」と男の子の声。
「うちでは飼えませんよ。」と夫。
「そうですか。」とその男の子は帰って行ったそうだ。
二階にいた私に夫がその事を言いに来たので、気になり外を見に行くと、なんと子猫が置き去りにされていてミャミャーと鳴いていた。えっ!そんな〜〜〜
我が家に猫がいることを知っていて、もう一匹くらい増えても何とか飼ってくれるだろうと思って連れて来たのだろう。気持ちは解らないでは無いが、一つの命を最後まで責任持って預かるというのは、そんなに簡単な事では無いはずだ。まず、私の今の年齢を考えると、生まれたばかりの猫が将来歳とって介護を必要とした時に、果たして私自身が元気かどうか、かなり不安がある。それにくっちゃが長らく通院生活をしたが、医療費はバカにならない額だ。猫ちゃん達の為に時間も作らなくてはならない。ペットと暮らそうという時には、相当の覚悟をしておかないと、途中で飼うのを放棄して簡単に捨ててしまう等という心無い行為につながる。
ちびくろちゃんは一時保護してケージに
猫用ミルクや離乳食を与えると、ペチャペチャ、パクパク食欲旺盛
最初は私の部屋に入れてみたが、どんなに狭い隙間にも潜り込んで行くので危険極まりなく、その上トイレも使ってくれず、部屋の隅っこで粗相をしてしまう等したので、あえなくケージ送りに。
よっこらしょっと
あれ〜!たすけてくださいよ〜!
目が離せません
ぼく、トイレに行きたいんだけど・・・とくっちゃ
びびりなくっちゃはずっと遠巻きにちびくろを観察していました。
でもくっちゃは三個あるトイレの中で、このケージのトイレが一番落ち着いてできるのでお気に入りなのです。「早く出てよ!」と文句を言いに来ました。
結局、ちびくろちゃんは猫好きなお宅に行き、一件落着したのですが、こんな無責任な事件はもうこりごりです。