猫との生活をぽつぽつと・・・

2008年5月
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PROFILE
▼ぷりん

大阪在住50代の主婦です。猫の親子との生活を綴っていきたいと思います。

▼まむ

2003年1月生まれの♀。くっちゃの母親。庭で生活していましたが2007年9月より家猫に。とても人なつっこく、家に来る人には誰にでも体をすりすりしに行きます。

▼くっちゃ

2004年5月生まれの♂。家の中で生活しています。元気いっぱい好奇心旺盛ですが、小心者でけっこう人見知りです。

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まむの避妊手術後

 

ーー 前回からの続き ーー

 

その後もまむは閉じ込められた生活には慣れる様子も無く、鳴き続ける毎日だった。私はまむにも自分にも 「あと○日だから頑張って!」と言いながら過ごした。

まむくっちゃも喜ぶだろうと思い、時々面会させた。くっちゃは 「お母さ〜ん♪」という感じでケージに駆け寄って行ったが、驚いた事にまむくっちゃに向かって 「フーッ!」と威嚇した。これにはくっちゃも私もビックリ。 「え〜っ、そんなあ...」

あの愛情深いまむがどうしたというのだろう。私は大変な間違いをしてしまったのかと、うろたえた。しかし避妊手術をしたからって、こんなにすぐに母性愛が無くなる筈は無く、手術後も母乳を与え続けている母猫はいっぱいいる。

まむくっちゃに警告したのかも知れない。「来ちゃ駄目!閉じ込められてしまうわよ。痛い目にあわされるわよ。」と。きっとそうだ。私はそう思うことにした。

 

やっと待望の10日目の朝を迎え、病院へ。手術の傷痕は綺麗になっていて何の問題も無かった。エリザベスカラーもとれた。しかし左目の上瞼から少し幕が覗いていたので診てもらった。ストレスを溜めた為、ヘルペスウィルスが暴れたようだった。目薬を貰って帰った。

 

帰宅して庭でキャリーバッグの蓋を開けてやると、まむはピョンと飛び出し、そのまますぐに走って行ってしまった。「わ〜い、自由だ!自由だ!にゃ〜ん♪」

おなかが空いたら帰って来るだろうと思っていた。10日間、与えられたキャットフードを食べていたのだから。しかしその考えは甘かった。夕食時になってもまむは姿を見せなかった。家の近くを捜しに行った。猫のテリトリーはそんなに広くない。草むらを散策中のまむを見つけた。逃げて行く様子も無く、と言って近付いて来る様子も無く、自由を満喫しているようだった。しばらくはそのまま自由にさせておく事にした。気が向いたらその内帰って来るだろう。

毎日朝夕とまむの食事を庭に用意しておいた。だんだんと食べた形跡が多くなっていった。くっちゃと会わせると、お互いに顔をくっつけるようになった。その内、一緒に追っかけっこや隠れんぼをして遊ぶようになった。ストレスが無くなり、目も良くなっていった。

 

でもまむは家の中には絶対入って来なかった。朝晩はだんだんと肌寒い季節になっていた。犬小屋を買って来て庭に置くと、そこでまむがちゃんと寝泊りしてくれるようになった。

こんなふうにしてまむはぷりん家の庭猫になった。

 

 

手術後2ヵ月半のまむ1174262358852928.jpg

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この頃にはもうすっかり庭でくつろげるようになっていた。

 


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この記事への返信
人間の気持ちと猫ちゃんの気持ちは必ずしも一致するわけではないのでしょうが、時が解決してくれるでしょうね。

「女」でなくなった自覚がまむちゃんに一時的に現れたのかもしれません。でも、今は自分の住処もちゃんと認識できたし、こうして穏やかな表情にもなったのでしょうね。
Posted by 釣りじいさん | 2007/03/19 12:43:07
こんにちは。
今でも、この時の事を思い出す度に胸がチクチクと痛くなります。
まむは、人間って酷いなと思ったでしょうね。
このまま戻って来ないで何処かへ行ってしまっても仕方がないところです。
でも又戻って来て家族になってくれたので、本当に良かったです。
まむの心を引きとめたのは、くっちゃだったのだと思います。
Posted by ぷりん | 2007/03/20 10:07:50


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