ある雨の降る夜、裏庭からかすかに猫のなき声が聞こえてきた。以前から我が家の庭は数匹の猫ちゃん達の散歩コースになっていたので、あまり気にせず、その夜はそのまま寝てしまった。
翌朝、雨は上がっていた。又声が聞こえた。ミァ〜ン、ミァ〜ンとどうやら子猫のようだ。窓から覗いていると、小さな小さな猫が物置の下からひょっこり出て来た。
「えっ!どうして子猫がうちの庭にいるの?」
びっくりして庭に降りて行くと、子猫は物置の下に潜り込んでしまった。覗き込むと、余計に奥のほうに後ずさりして行く。怖がらせてしまったようだ。
家の中に戻り、又窓からずっと見ていると、今度は大人の黒猫が塀の上に現れ、庭に飛び降りた。ニャ〜ンとなくと、さっきの子猫が顔を出した。
黒猫が横たわり、子猫がおっぱいをチュパチュパ。
2004年の七夕を少し過ぎた頃。初めてまむとくっちゃに出会った日だった。
後に動物病院に連れて行った時に、大体の生年月日が判ったが、この時まむは1才6ヵ月、くっちゃは生後2ヵ月だった。
野良猫は子育て中、何度か引越しをするらしい。どこか近所から我が家の庭に越して来たようだ。
どうする?しばらく見守ることにした。
玄関前で授乳中。かたわらにはまむが獲ってきたセミ。
その1ヵ月後、親子でお昼寝中。
くっちゃはだいぶ大きくなった。
この頃の様子は、息子が携帯で写した画像が少ししか残っていない。
この当時のことは、又いずれ少しずつ書いていこうと思っています。
昨日のくっちゃ
これな〜に? 食べられるのかにゃ・・・
しっかりカメラ目線のくっちゃ
果物にはあまり興味はなさそうです。