今日はやっと本当のお休み。
チビをそろそろ病院へ連れて行かねばならないのだが、午前中は飼い主がダウンしていて、夕方からの診察で連れて行く。

採血して、びゅんびゅん伸びてしまった爪を切ってもらった。
ら、滑らなくなったらしく、おむつしたまま病院の中を歩く歩く！
しかし、目の眼球に白い膜がかかってしまっていてどうも見えないらしく、勝手な方向へどんどん歩いて行ってしまうので困った。

ワタシは勝手に白内障だと思っていたんだけど、獣医さんが言うには違うらしく、目薬で治るかもしれない、との事。
わっ♪目が見えるようになれば、お水の場所も分かるようになるよね〜。それはウレシイ！！

血液検査の結果も肝臓はあまり良くないけど、腎臓の値はかなり下がっていて、貧血もちょっとだけだけど改善されて来ていた。
ここ数日の調子の良さが数字に出ていた、て感じ。

以前、りっちゃんが人間用のおむつの方が安いよ、とコメントしてくれたが、お年寄り用のおむつだとチビにはどうも大きすぎるようだし、人間だとお尻の方に吸水するパッドがついている。たしか、コメントでは使っていたのはヨ−キーのはずなのに？？？
と、しばらくおむつ売り場で考えたんだけど、買ってダメだったらどうにも使い用がなので買わなかったの。
そうしたら、今日、病院の待ち合い室で一緒になった、ゴールデンを連れた超ヤンキーな感じのお兄さんが、チビのおむつを見て、『ワンちゃん用のパンパースって高くないですか？うちは人間用のを生理の時とか使ってます。』と教えてくれた。
『そういうお話も聞いたんですけど、お年寄り用のだと大きくないですか？』と言うと
『赤ちゃん用のを使うんですよ。人間とは逆にはかせて尻尾のあたりを切り取るんですけど、中からパラパラ出て来るのでガムテープでとめるんです。そのワンちゃんくらいならLサイズで大丈夫ですよ。』
こんな強面のヤンキーなのに超親切！！人ってみかけじゃないわね。

採血して結果を待っている間、待ち合い室でブランケットを持った女性と一緒になる。チビの事を聞かれたので、腎臓が悪くなってまったく動けなかったが、ようやく立てるようになったんです、と答えると、『うちのはヘルニアでもう歩けないかもしれない、と言われたんですけど、床擦れしないように3時間置きに身体の位置を変えてあげて・・・そうしたら治ったんですよ。動物はあきらめないんですよね。』
そうですよね、本当教えられますよね、などと話していたら
『それが、除草剤のかかった草を食べてしまって・・・。入院していたんですけどダメだったんです。』
え〜・・・！！

聞けば、チビ程のワンちゃんで、散歩中に除草剤のかかった草を食べてしまって病院へ連れて来たのだけど、亡くなってしまったので、そのお迎えに来ていたのだった。

ヘルニアで寝たきりになってしまうかもしれなかったのを、一生懸命介護して、せっかく元気になったというのに・・・。

チビくらいの大きさのワンちゃんが亡くなってしまう除草剤は相当強い薬を撒いたに違いない。ワタシがそう言うと、獣医さんもそうおっしゃっていました、と言っていた。

悲しいなぁ。
その女の人にかける言葉がまったく見つからなかった。

去年の6/26、あんずとショコラがウチにやって来て昨日でちょうど一年。すっかりおねーさんらしくなったあんずと、相変わらずおっとりマイペース、たまにヒューヒュー♪な感じになっちゃうショコラの写真を載せようと思っていたんだけど、チビがなんと！シャッキリ立つ事が出来たのでそっちの写真にしてしまいました。

自力で立ち上がる事はまだ出来ないんだけど、立たせた状態にしてあげると、ホラ、この通り、立った状態をKeepする事ができるのです。

お尻のあたりを支えてあげると、（と、いってもそんなに力はいれてない）テコテコ前に進む事も出来る！！！

チビ本当にすごい！！

人間の年でいったら84才。一度寝たきりになった老犬がこんなに回復するとは正直思わなかった。どこにこんな力があるんだろう？

メキメキと良くなったチビはやたら動き回るようなり、それはそれで新たな問題発生。
後ろ足はまったく動かないので、前足だけをシャカシャカシャカシャカシャカ・・・。コンパスみたいにグルグル回ってしまう。グルグル回るうちにお尻はペットシートから外れてしまい、とんでもないところでおしっこジャーッ。

Mくんリポート『ウ○コが全然違うところに転がってました。』
ガーン！！

仕方がないのでおむつに替えてみたが、これはこれでコストがかかる上に、おしっこして気持ち悪くなる度に“わお〜ん、わお〜ん”と変な声で鳴いてシャカシャカグルグルシャカシャカグルグル・・・。

洗濯しても洗濯してもあっちこっちにおしっこしてしまうチビに、
『もう、バカじゃないの！！バカ犬！』バッシン！と、つい怒っちゃったりして。

でもちょっと前までは心配こそすれ、腹がたつ事もなかったチビに、怒っちゃう事がちょっと嬉しくて、怒りながら嬉しい、変な飼い主。

貧血が進んでご飯も食べられなくなり、もはやこれまでか、と思っていたチビ。
とにかくお留守番が長くて、その間に動いてしまって水が飲めず、脱水を起こしてしまうのが致命的！でも、ペットシッターを頼むには金もない。それに、全然知らない人に留守宅を任せるのもいささか不安・・・・。

そこで、弟の友人で昔から良く知っているMくん。ちょうど今フリーだ、というのでダメ元で頼んでみたら、快く承諾してくれた。

『時間があるときで構わないから、ちょこっとウチに来て、チビの様子を見て欲しい』と頼んだのだが、Mくんは本当にいっぱい来てくれて、そうしたらなんと！チビ、劇的に良くなった。

ご飯もいっぱい食べれるようになったし、立派なウ○コもちゃんと出た！

おとといあたりから更に調子は良くなり、床擦れみたいになっていたところが今まで全然治らなかったのに、突然乾いて治って来た！

今日、獣医さんへ連れて行った時にも、動物介護士のおねーさんが、『すごく顔が明るくなりましたね』と言ってくれた。
そう、今までドヨ〜ンとしてたのよね。

いつまでも来てくれるわけではないのだけど、本当にMくんには感謝している。“感謝”という言葉では言い表せないくらいに。

チビにはもうちょっと元気になってもらって、そこでKeepできたらいいなぁ。

そうそう、初めてワタシ以外の人間に接したあんずとショコラ、最初は隠れちゃってまったく出て来ず。２日目、Mくんと話していたら視線を感じるのでふと見ると、階段の陰から二人で顔だけ出して、ジッとこちらを見ていた。でもMくんがそちらを見ると逃げて行く。3日目、こういう時は勇敢（？）なショコラ。意を決して近寄ってみるが、緊張のあまりか江頭みたいな歩き方だった。

今はもうだいぶ慣れて来たけど、かなり笑える。