荒川区の迷惑餌やり禁止条例反対の署名運動に御協力有難う御座いました。
先月ワイドショーのテレビ報道等で御覧になった方も居ると思いますが、一部の餌の与え方、カラスが待ちうける程の餌の撒き散し等を例に取り、迷惑餌やり禁止条例を罰金5万円の処罰付きで禁止しようというものです。
荒川区では、地域猫の活動が住民の理解を得られず、個人で野良猫の避妊去勢手術を全て自費で行って、面倒をみている人々が居り、野良猫を減らす活動をたった一人で細々と行っている方も沢山居ます。
私達、野良猫を減らす為に活動している団体でさえ、里子活動以外に野良猫を捕獲し避妊活動をしていますが、捕獲活動や避妊去勢済みの猫の餌やり等の時に、一部の心無い人達に罵声をあびたり、時には石を投げられる等の危険な事も有ります。
私達も、理解を得られる様に餌の食べ残しの無い様に気をつけたり糞の始末など気が付く事は出来うる限り行っておりますが、それでも、ただ餌を撒き散らしている人達と十把一絡げにされ、野良猫を減らす活動をしているのにも関らず理解が得られない矛盾と戦っています。
私達団体では、里親募集会で街角に立ち、応援募金をつのり御協力して下さった大切な資金を、野良猫の避妊去勢資金にも役立てていますが、まだまだ足りず、数居る保護猫の病気の治療費や飼育費はボランティアメンバーの自費となっています。
これが、個人でしている事となれば理解し助け合える同士も無く、暇と時間と資金をかけ、捕獲避妊去勢手術を行い、その子達の面倒を雨の日も雪の日も日夜行っている個人の方方には、頭が下がります。
荒川区餌やり禁止条例が実効されれば、地域猫活動は例外とされているようですが地域猫活動とは、地域の住民が助け合ってこそ行えるもので、理解も得られず個人でこれらの大変な活動を孤独と闘いながら行っている人々はどうなるのでしょう?
条例により通報され、活動が出来なくなります。
野良猫を減らす為に活動している人達は余りにも多い捨て猫、交通事故や餓死して行く猫達を目の当たりにして人間の勝手な理由で小さな命が失われていく事に矛盾を感じ活動を始めた人が殆どです。
この個人の人達が居なくなれば、その地域の野良猫はねずみ算ならず、ねこ算並に増え続けるのです。
条例が執行された時、通報後の調査は本当に正しく行われるのでしょうか?
活動時に非難を浴び続けて来た人達は正等に認められるのでしょうか?
12月6日東京新聞記事に掲載された『可愛い猫をいじめる条例ではない』と言った西川太一郎区長の言葉は、職員末端まで同じ思いで、本当に生かされるのか疑問です。
動物愛護法でさえ全国で多くの犯罪が行われ、多くの通報があっても中々取り締まってくれないのが現状で、飼い主の居ない野良猫達は器物破損にも価せず、撲殺、動物実験などの犠牲になっているのです。
私達、団体はこれからもこれら活動の妨げになる条例に賛同する事が出来ません。
12月22更新