暫くご無沙汰している間にすっかり晩秋を迎えております。
皆様、「食欲の秋」を良い事に来たるべき冬に備えて「保温の為」だとか何とか、
自分の都合の良い事ばかり並べて余分な脂肪分を溜め込んではいないでしょうか？
こんばんは、そんな事が気がかりで夜も熟睡できないにゃにゃです。
さて、今宵からはにゃぱの新しいカテゴリー、5匹の捨て猫の物語が始まります。
今まで忙しいことを理由に更新をサボってきたにゃぱが5匹の記録を付けたいとの理由で
重い腰を上げるのにようやく成功したのです。
お時間と興味のある方は覗いてみてください。
それでは早速見てみることにしましょう。
その日、2006年9月15日。ボクが仕事をしていた時にその知らせはありました。
従姉妹が5匹の捨て猫を見つけたと言うのです。某市の市役所前にまだ生後間もない仔猫が5匹。
従姉妹は既に2匹の先住猫と1匹のワンちゃんも飼っており飼うのはとても無理でかわいそうだが
そのままにして来た。
なのでボクに何か当ては無いだろうかと。
にゃまも何とかしてあげたいとボクに言うのだが、ボクは無理だと思った。
なにせウチにもにゃにゃがいるしそれにこのペット禁止のアパートで一度に5匹も
猫が増えるのはとてもじゃないが考えられない。
「無理。かわいそうだけど何ともならない。」ボクはにゃまにそう告げた。
その夜ウチに帰ってからも何度かその事で話をしていたが僕は「無理」と言う答えを変えないでいた
のだが、…正直悩んでいた。（図1）
どうしても頭からその事が離れない。
9月とはいえその頃は少し寒い日が続いた時期で生まれたばかりの仔猫にはあまりに過酷な状況
である事がひどく気がかりだったのだ。
（図1）
<
div align="center">何とか忘れようと時間を過ごし、深夜11時を回った頃もうどうにも我慢が出来なくなった。
「あれこれ考えるのは拾ってきてからにしよう。後からきっと何とかなる。」
なんだか急にそんな気持ちになってしまいにゃまに必要なものを用意してもらう。
「そうと決めたらとりあえず行こう」（図2）
詳しい場所も分からないまま2人でウチを飛び出し探しに行く事にした。 その子たちはすぐに見つかりました。
河川敷の木の下に段ボールに入れられ5匹寒さをしのぐ為固まって丸くなっていました。
段ボールとその中に入れられていた布等は従姉妹がせめてこれ位はという気持ちで置いた物で
初めは何にも入れられずその場に放置されていたそうです。
それに蟻やナメクジがまわりにいっぱい集っていたし、5匹ともホントに小さく栄養状態も
悪そうで、生きてるのか死んでるのか分からないような子もいたのです。
恐る恐る確認すると何とか皆生きており、弱弱しい声で鳴いています。
ボクはホッとすると同時に激しい憤りも感じました。
「どうしてこんな酷い事を出来るのだろう！」（図3）
とにかく僕たちは一度に5匹の仔猫を保護したのです。（図4）
（図3）
（図4）
さあて、これからどうなる事やら…。
ある程度の覚悟はしていたのですが、その後そんな覚悟は甘かったと認識させられるのですが…。
そのお話はまた次回。
